| 現在までリリースされている情報、ベースとなるシビックとをあわせて考えると、新型シビック・タイプRはこうなるだろう |
まだまだ「中身」はわからず、しかしホンダは「最後のガソリンエンジン搭載タイプR」に心血を注いでくるはずだ
さて、これまでにも様々な精度の高い「予想レンダリング」を公開し、先日も復活する新型インテグラの予想CGを公開したロシアのカーメディア、Kolesa。
今回Kolesaは、ホンダより公式にリリースされた新型シビック・タイプRのプロトタイプをもとにその姿の予想を行っていますが、おそらくはこれについても”かなり正確”なんじゃないかと思います。
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新型シビック・タイプRは「優しい」デザインに
なお、ベースとなるシビックともども、新型シビック系は(先代に比較して)かなり大人しいデザインを採用しています。
その理由は不明ではあるものの、新型フィットや新型ヴェゼルも同様に低刺激性へと移行しているので、これはホンダ全体の傾向だと考えていいのかもしれません。
最近のホンダは「シャープで都会的な」デザインが人気であったとは思われ、しかしホンダはこれを捨てて(おそらくは)見た目から「環境への配慮」を感じられるテイストを採用することで新しい時代に対応しようとしているんじゃないかと考えています。
シビック「タイプR」についてだと、先代は賛否両論あるアグレッシブすぎるスタイルを持っており、ある程度歳を重ねた人からは「派手すぎて乗れん・・・」という声もあったといい、「いい年してあんな派手なクルマに乗って・・・」と周囲から指をさされることを懸念するケースも多かった模様。
よって、タイムレスなデザインを採用することで、幅広い年齢層に愛され、長く乗られるコレクタブルなクルマとなることを目指したのかもしれません。
ちなみに、シビック・タイプRやGR86/スバルBRZのような国産スポーツに「一定以上の年齢の人が」乗っている場合、周囲にはあまりポジティブな印象を与えない(いい年して、とか道楽だとか似合っていないだとか若作りしているとか)ようですが、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェだとそういったこともなく、むしろ若い人たちがこれらに乗っている場合のほうがポジティブな印象を周囲に与えないようにも思います。
加えて、ランボルギーニやフェラーリの「派手さ」について、「歳を取ったら乗るのが恥ずかしい」という声を聞くことはあまりなく、しかし国産スポーツだと「歳を取ってからだと乗りにくい」とよく聞くように感じられ、同じ「派手」でも、欧州車のそれと日本車のそれとでは質が異なるのかもしれません。
新型シビック・タイプRはどんなスペックに?
なお、その外観は公開されていても、まだまだわからないのが新型シビック・タイプRのスペック。
一部では「ハイブリッド4WDになる」という荒唐無稽なウワサもあったものの、実際にはそんなことはなく、これまでどおりFFそしてガソリンエンジンのみを動力源とするようで、しかし「ガソリンエンジンのみで走る最後のタイプR」となる模様。
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もちろん、ホンダとしては「最後のガソリンエンジン搭載タイプR」ということで、この有終の美を飾るべくガツンとパワーを上げたいのだと思いますが、環境規制という厚く立ちはだかる壁によって、その情熱が絶たれることになるのだろう、とも考えています。
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参照:Kolesa