| もし本当にリバイバルがなされるのであれば、なんとしてでも手に入れねばならない |
ホンダ エレメントはあらゆる意味で画期的なクルマであった
さて、ホンダが「エレメントの復活」を匂わせる特許を複数件出願してぼく歓喜。
このホンダ・エレメントは2003年から2022年までホンダの米国法人が生産し日本でも販売されていたクルマですが、ぼくが所有したはじめてのSUVでもあり、生産地ベースでは唯一のアメ車です。
今でも心に残るクルマであり、よって売却したことを公開しているクルマのひとつにも数えられ、そのため今回の特許については非常に高い関心を寄せています。
今回、ホンダはこんな特許を出願している
そこで今回ホンダが出願した特許を見てみると、まずひとつはエレメントに酷似したドアを備えるSUVで、なにやら車体後部には大きな構造物が取り付けられており・・・。
これを展開すると車体後部に居住スペースを確保できるほか、ルーフがポップアップすることでキャンピングカーなみの居住空間を確保できるようですね。
そしてもう一つの特許は車体後部をピックアップトラック化できるというもので、これら特許を見るに、この新しいクルマは車体の後ろ半分をいくつかのパーツと交換でき、それによって「キャンピングカー」「ピックアップトラック」、あるいは「普通の箱型SUV」など多彩な用途に供することができるのかもしれません。
なお、こういった「変形合体可能な」クルマは過去に「日産エクサ」などが存在したほか、ジープ・ラングラーも同様のコンセプトを持つと考えていいかもしれません。
ただし今回の特許については「宿泊可能な」ユニットを組み込めるとことが新しく、世界的に拡大するキャンプ需要に対応できる人気車種となり得る可能性もありそうです。
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ホンダ・エレメントはこんなクルマだった
そこでホンダ・エレメントを振り返ってみると、これは珍車好きのぼくの心の琴線に触れまくったクルマであり、まずは「樹脂むき出し」の前後バンパーやフェンダーを用いた珍妙な外観が印象的。
これは「多少ぶつけてもいいように」という配慮から取り入れられたもので、つまりホンダはエレメントを「使い倒せる道具」として企画したわけですね。
ちなみにドアは「観音開き」ですが、ピラーレス(けっこう珍しい)のため車内へのアクセスが容易となっており、これも「道具」としての用途を優先したため。
さらにはシートをフルフラットにすると「身長180センチの大人が寝ることができる」ように設計されていて、シートアレンジ次第では(なんとか)「マウンテンバイクを積むことができる」、そのほか「フロアは樹脂製で水洗いができる」といった特徴も持っていて、まさに使い倒すために作られたようなクルマです(よって、今回申請された特許はエレメントの外観だけではなく、思想をも引き継いでいると考えていい)。
ただ、その奇抜なルックスが災いしてか大きなヒットとはなりえず、しかし多くの根強いファンが存在し、その人気ぶりは非常に強い中古相場にもあらわれています。
ちなみにですが、ぼくはこういった「道具(ツール)」っぽいクルマが大好きで、よってトヨタTJクルーザーの発売に期待していたものの、結果的にこちらは発売されずにちょっと残念。
なお、今回ランドクルーザー250を注文したのもやはり「道具っぽいクルマが好き」だからであり、FJクルーザーを買いそこねた身としては納車に大きな期待を寄せています。
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参照:Car And Driver