Image:Acura
| 現在ホンダはGMとのEV共同開発を中止し、日産との提携の方向へと動いているが |
一方で独自開発によるEVプラットフォーム計画も進めている
さて、アキュラがモントレー・カーウィークにて実車を公開するという「パフォーマンス EV コンセプト」の画像と動画を公開。
このコンセプトカーは次世代量産EVのプレビューだといいますが、アキュラはこれまでに4台のコンセプトカー(NSXコンセプト、プレシジョンコンセプト、タイプSUVコンセプト、プレシジョンEVコンセプト)をモントレー・カーウィークにて発表しており、そしてこれらはいずれも市販されているため、このパフォーマンス EV コンセプトについても「これに近いルックス」にて発売されることになるのかもしれません。※アキュラはこのクルマについて「パフォーマンス EV コンセプト」だと紹介しているが、ファイル名は「RAIDEN」となっているのが興味深い
パフォーマンス EV コンセプトは完全に独自のプラットフォームを採用
現時点でパフォーマンス EV コンセプトについては多くが語られていないものの、アキュラによれば「完全に独自のEVプラットフォームを使用する」とのことで、つまりホンダ・プロローグにて採用されたGMとの共同開発プラットフォーム「アルティウム」をここでは用いない、ということに。
そして「独自」ということはホンダ及びアキュラが自社にて開発したプラットフォームを使用するのだと考えてよく、となるとこのパフォーマンス EV コンセプトの市販バージョンのみではなく、今後のホンダ製EVにも同じプラットフォームが採用される可能性が出てきます。
画像を見ると、現在のトレンドに沿った滑らかな表面、そしてクーペ風のスタイルを持つSUV、横長ヘッドライトという特徴を持ちますが、見ようによっては「中国の自動車メーカーの多くが採用するデザイン」であるようにも見え、やや(ヘッドライト以外は)アキュラらしくないようにも。
そのほか公開されている情報としては「ホイールサイズは23インチ」「295/35R23サイズのパフォーマンスタイヤを装着」ということ、そしてオハイオ州メアリーズビルにあるホンダのEVハブで製造されるということであり、ホンダ車との関連性も気になるところですね。
「アキュラ パフォーマンスEVコンセプトは、電動化時代のアキュラ パフォーマンスの原型であり、次世代EVプラットフォームが提供するスタンスとプロポーションの極端な設計自由度を最大限に活用して、アキュラのデザインの限界をさらに押し広げています。これまでのアキュラのコンセプト車両と同様に、アキュラ パフォーマンスEVコンセプトは、将来のアキュラ車両に見られることになるいくつかのデザインテーマを導入しています。」
アキュラ デザインエグゼクティブ デイブ・マレク
アキュラ パフォーマンス EV コンセプトのプロモーション動画はこちら
あわせて読みたい、アキュラ関連投稿
-
レース中に後輪が外れたアキュラのドライバー。なんとレースを諦めず果敢に走り続け、抜かれたクルマを抜き返してゴールする【動画】
| ただし実際には危険な状態で走り続けたことに変わりはなく、あまり褒められた行為ではないのかも | しかしその走りが多くの人の胸を打ったことは間違いない さて、モータースポーツには珍事がつきものですが ...
続きを見る
-
次期ホンダNSX?「アキュラ・エレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディ」のティーザー画像が公開、IMSA用レーシングカー「ARX-06」に似たライトも
| 現時点ではホンダからの詳細情報が提供されていないが、NSXに「つながる」何かを持っているのは間違いなさそう | そして次期NSXは二代目に続き、またもや北米ホンダ主導で開発されるのかも さて、アキ ...
続きを見る
-
ホンダ(アキュラ)が廃棄寸前のNSXテスト車両を回収し「トレーラー」にコンバート!レース用NSXに接続して全米15州をまたぐラリーイベントに参戦
| このホンダの試みは正直、なかなか面白い | NSX「トレーラー」はそれを牽引する車両と同じ仕様を持っている さて、アキュラ(ホンダ)が全米15州をまたぎ、5月6日から13日までの間にて開催されるロ ...
続きを見る
参照:Acura