| マツダはイメージ一新のため、一気にその名称を変更する? |
マツダが「MX-30」の商標を欧州の特許庁へと出願した、との報道。
なお、これにあわせてCX-10、CX-20、CX-40、CX-50、CX-60、CX-70、CX-80、CX-90も同時に出願されています。
ちなみに現段階では「出願」の段階であり、特許庁が審査を行っている最中なので、場合によっては「登録できない」ことも。
今回出願された商標のうち、たとえばボルボは「CX-70」「CX-90」といった名称を使用しているので、もしかするとマツダの「XC-70」「XC-90」あたりは類似商標として却下される可能性もある、ということですね。
「CX+数字一桁」はもう限界
なお、「CX+数字二桁」という命名法則について、マツダはCX-30にて初めて採用していますが、この理由としては「「CX+数字一桁だと、”足りない”」から。
つまりマツダは今後積極的にモデル展開を行ってゆくということになりますが、ちょっと気になるのは「MX-30」。
現在マツダは「MX」という名称を海外モデルのロードスター(MX-5)に対して用いているものの、以前には「MX-3」「MX-6」も存在しています。
マツダとしては、「MX」を用いるのはパフォーマンス重視のモデルだという命名法則を持っていると考えて良さそうで、しかしここで気になるのは「MX-30って何よ」ということ。
マツダ3のハイパフォーマンス版がMX-30なのか、それとも全く新しいモデルなのか、ロードスターが「MX-5からMX-30へと解明する」のか。※ロードスターの車格を考えると、世間一般的に「5」よりも「3」あたりが印象的にはしっくりくる
もしくは「登録するだけで使わない」ということもありそうですが、マツダはCX-30発表にあたり、まず「CX-30」だけ、つまり現実的に使用するモデルの名称のみを登録しているという現実主義っぷりを発揮しているので(つまり”そのとき使う可能性が無い”商標を、模倣防止のために登録することはしない)、使う予定が明確ではない商標”MX-30”を出願するとは考えにくく、よって「MX-30」は実際に使用されると考えて良さそうです。
そう考えると、CX-10からCX-90までも使用されるということになりそうですが、これも「CX-5がCX-50に」「CX-8がCX-80に」といった感じで改名されるのかも。※数字2桁のほうがなんとなくいいクルマのように思え、かつ過去モデルとの決別も可能となる
そしてMX-30なるモデルが登場するか、もしくはMX-5が改名されるかした後、別のスポーツカーに使用されるものとして、たとえばMX-50やMX-70といった商標が出願されるのかもしれません。※今回の出願は7月初旬になされており、まだ米国と日本ではこれら商標は出願されていない(もしくは、出願されている可能性もあるが、公開となっていないだけ)
VIA: Auto Guide, European Union Intellectual Property Office