| マツダはけっこう深刻なリコールも多い |
マツダが北米にて、安全面に問題があるとして262,220台のリコールをNHTSA(National Highway Traffic Safety Administration、米国の陸運局にあたる機関)に届け出。※対応開始は8月26日から
この内容によると、ECUのプログラムが不適切であり、エンジンが気筒休止モードに移る際、バルブクリアランス・アジャスターが予期したとおりに作動しない、としています。
これによってインテークバルブ・ロッカーアームの位置がずれ、さらには失火が引き起こされ、パワーを失ったり、メーターパネル内にチェックランプが点灯することがあるようですね。
エンジンがパワーを失い、回復できない
その場合、パワーを回復できず(つまり気筒休止から回復できず?)事故の可能性があるとしていますが、幸いなことに今のところこれに起因する事故や怪我は確認できていない、とも述べています。
262,220台の内訳としては、CX-5が224,240台、マツダ6(アテンザ)が20,846台、日本で生産されたマツダ3が14,483台、メキシコで生産されたマツダ3が2,651台。
なお「気筒休止」は今の所SKYACTIV-G 2.5のみに搭載されるものでSKYACTIV-G 2.0/1.5には搭載されておらず、「なぜ2.5リッターの無いマツダ3がリコール対象になるのか」と思ってマツダUSAのサイトを見てみると、北米にはSKYACTIV-G 2.5搭載のマツダ3が存在する模様(日本のマツダ3に搭載されるガソリンエンジンはSKYACTIV-G 1.5/2.0のみ)。
よって日本でリコールが実施されるとすると、SKYACTIV-G 2.5を搭載するCX-5とMAZDA 6のみということになりそうですが、今回北米でリコールされるCX-5とMAZDA 6は日本生産では無いようで、となると日本は今回のリコールとは「無縁」ということになりそうですね。
マツダはまだまだ品質が安定しない
なお、マツダはやはりリコールが少なくない会社で、今年に入ってからも相当数のリコールを日米にて実施。
最近だと今月頭にも生産を開始したばかりのマツダ3にリコールを届け出ています。
そして5月にも19万台レベルのリコールを実施。
3月にはロードスターのリコールも届け出られていますね。