| パーツひとつひとつが丁寧に作られており、よほどの愛情がないとここまでの精度は出せない |
どんな小さなパーツひとつであっても「どれだけ本物そっくりに作れるか」という挑戦に楽しみを見出しているようだ
さて、これまでにも多数のランボルギーニのレプリカが世界中にて製造されネット上を賑わせていますが、今回は東南アジアより「ゼロベースで」製作されたアヴェンタドールSVJのレプリカが登場しています。
なお、このレプリカを製作したグループは(販売することによる)利益を目的としたものではなく、創造性の追求、そして夢の実現を目指してこのレプリカを作りあげたと述べており、ランボルギーニの権利を侵害するつもりがないことにも言及しています。
-
参考1/18スケールのミニカーから精巧な実物大レプリカを作るベトナムの片田舎に住むユーチューバー。実際に見たことがないケーニグセグのレプリカはこうやって作る【動画】
| 彼らの情熱には驚かされずにはいられない | それにしても、ここまでの技術を埋もれさせておくのはもったいない さて、これまでにもパガーニ・ウアイラ、ブガッティ・シロン、ラ・フェラーリ、フェラーリ48 ...
続きを見る
東南アジアの片田舎にて、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのレプリカはこうやって作られた
そこでこのランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ「レプリカ」製作の様子を見てみたいと思いますが、この車両は完全なるスクラッチで、車体(フレーム)は角パイプを溶接して形作られます。
ストラットやエンジンベイは「立体的」に組み上げられ、サスペンションは備わるもののリアだと「リジッドアクスル」。※このあと搭載されるエンジンは単気筒のようだ
その後はボディの製作に取り掛かることとなり、こちらはちょっと細めのパイプを溶接して製作中。
こんな感じでおおよその形ができた後にイエローにペイントし・・・。
シャシーにかぶせ・・・。
粘土を盛ってボディ表面を成形してゆきます。
なお、この粘土がそのままボディパネルになるわけではなく、あくまでもこれは型を取るための「土台」となり、そのため表面を整えた粘土の上にFRPを”巻いて”ゆき・・・。
硬化した後に粘土を取り除いてFRPのみを使用するわけですが、そのままだとFRPの表面はデコボコしているので、パテを盛って表面を均してゆくという作業をひたすら繰り返すことに(かなり根気がいる作業である)。
その一方で細かいパーツや内装の製作も同時進行で行われ、こちらはグリルの「ハニカム」をくり抜いて再現しているところ(これも根気が要求される作業であり、情熱が無かればとうていできるものではない)。
こちらはリアディフューザー。
一連の作業を見ると、文字通り「情熱と献身」によって作られたクルマだと考えて良さそう。
ステアリングホイールもボディ同様に「粘土とFRP」にて作られ、インテリアパーツの多くも同じ手法を用いて製造されています。
細かいところはモデルカーを見ながら作業を進めてゆきますが、彼らの情熱の対象は「いかに自分たちが持つ知識やスキルを用いてアヴェンタドールSVJと同じ外観を再現できるか」にあるようで、そのためには安易な流用を行って「アヴェンタドールSVJ風のクルマを作ろう」とはせず、どんな小さなパーツであっても自分たちで作ろうという鋼鉄の意思が感じられます。
そしてヘッドライトすらも自作となりますが、完璧ではないにせよ、雰囲気をうまく捉えているようですね。
その後は全てのパーツを組み込んで完成となり、実車よりもやや小さいようではあるものの、出来栄えとしては「悪くない」と思います。
250日をかけてランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのレプリカを作ってゆく動画はこちら
合わせて読みたい、関連投稿
-
「見た目ほぼ完璧」なランボルギーニ・ディアブロのレプリカが中古市場に登場→即完売。これはさすがのボクでも瞬時に真贋の見分けがつかないな・・・。【動画】
| 多少は「おや」と思うところがあるものの、全体的には本物のランボルギーニ・ディアブロと見分けがつかない | ここまで精巧にレプリカを作るには相当なコスト、そして情熱が必要であったと思われる さて、北 ...
続きを見る
-
前はトヨタ、後ろはホンダ、エンジンは三菱。タイよりランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのレプリカ登場、どう見ても本物と見分けがつかない【動画】
| ここまで様々なパーツを組み合わせてランボルギーニのレプリカを完成させるという「設計図」を描けるだけでも大したものである | どうやらタイには多数の凄腕レプリカビルダーが多数存在するらしい さて、タ ...
続きを見る
-
ランボルギーニ・ガヤルドベースのヴェネーノ「レプリカ」が目撃される。スーパーカーコレクターの所有だとされるが、ここまで遊びにお金を投じることができるのは羨ましい【動画】
| さすがランボルギーニベースだけあって精巧にできており、よく知る人でないと「レプリカ」だと気づかないかも | ヴェネーノは「希少すぎて」入手が非常に難しく、レプリカを作るしかそれを所有する方法がない ...
続きを見る
参照:Quantum Tech HD(Youtube)