| 本当にこの価格が実現できれば新型フェアレディZはスポーツカーにおける「台風の目」に |
さて、先日は新型フェアレディZのプロダクションモデルと思われる画像がリークされましたが、今回は価格やグレードがリークされることに。
これは新型フェアレディZ専門の掲示板、「400Zフォーラム」にて書き込みがあったもので、全世界での名称はシンプルに「Z」となり、日本でのみ「フェアレディZ」と呼ばれる、としています。
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フェアレディZの開始価格は驚きの34,995ドル(380万円)
そして衝撃的なのはその価格で、書き込みによると、なんとスタートは(北米で)34,995ドルから。
おなじく北米にて、GRスープラ(2リッター)の価格が42,990ドル(日本だと4,995,000円)、BMW Z4 sDrive 30i(2リッター225HP)の価格が49,700ドル、スープラの3リッター版が50,990ドル(382HP、7,313,000円)であることを考慮するとまさにバーゲンプライスと言えそうです。
なお、新型フェアレディZに搭載されるエンジンはV6ツインターボ、そして400馬力を発生するというウワサ。
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本当にこの価格は実現可能?
たしかにフェアレディZプロトタイプの公式スペックでは「V6ツインターボ」という記載があるものの、34,995ドルという価格はV6ツインターボ搭載車としてはあまりに安価で、よってこの34,995ドルという(おそらく)ベースモデルは自然吸気V6エンジン搭載モデルなんじゃないかと思ったり。
ただし400Zフォーラムの書き込みでは「搭載されるエンジンはV6ツインターボ(VR30DETT)」と明言しており、本当に「400馬力の3リッターV6ツインターボエンジンを搭載し、34,995ドル」で発売してくるとなると相当な人気を呼ぶ可能性もありそうです。
日産は慣例として(日本で生産し、北米に輸出するクルマであっても)日本よりも意図的に安い価格をつける傾向があるので、おそらく日本ではこの34,995ドル(約380万円)よりも高価な値付けがなされるのではと考えていますが、仮に日本でも380万円くらいで販売されるとなると、3,979,800円という価格は”現行モデルよりも安い”ということに。
なお、新型フェアレディZについて、その外観が一新されてはいるものの、「中身は現行フェアレディZとほぼ同じ」だと言われ、となると日産は「ハイパワーなエンジンと初代風のオッサンホイホイ的ルックス」をメインの武器とし、そのほかはなるべくコストをかけずに新型フェアレディZを開発したということになりそう。※フルモデルチェンジというよりも、日本的な言い方をすると「ビッグマイナーチェンジ」に近い
これはこれで正しい戦略の一つであり、かつてスバルが「コストを掛けることが許されなかった」時代に採用してきた苦肉の策に(所の手段に差はあれど)よく似ているようにも思います。
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新型フェアレディZの仕様はこうなっている
そして同じ書き込みによれば、新型フェアレディZには「タイプS」「タイプT」パッケージがそれぞれ5000ドルにて用意され、前者はブレンボ製ブレーキシステム、より太いスウェイバー、そして強化されたクーリングシステム、後者にはレザーインテリアに電動調整+クーラー/ヒーター内蔵シート、クルーズコントロール、ブラインドスポットモニター等が含まれます。
つまりタイプSパッケージは「走り」、タイプTパッケージは「快適性」を追求したものだということになりますが、両方装着すると10,000ドル(110万円近い)コストアップを余儀なくされ、これは新型C8コルベットにて「車両本体価格を抑え(1台あたり200万円くらいの赤字だと言われる)、しかしオプション装着率を上げてモトを取る」という戦略が採用さているのと近い考え方なのかもしれません。
逆に標準装備としてはデジタルメーター、アンドロイドオートとアップルカープレイ対応のインフォテイメントシステム、ダックテールリヤスポイラー。
ボディカラーについては現行フェアレディZと同様の構成を持ち、しかし初代フェアレディZをイメージさせるイエローとオレンジが追加される、とのこと。
正式発表は2021年後半、デリバリーは2022年から、そしてクーペのみの展開で「ロードスターはない」という情報です。
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参照: 400Z Club