| 新型フェアレディZは「そのデザインが命」だけあって、プロトタイプに忠実な仕様を持つようだ |
さて、新型フェアレディZは「フェアレディZプロト」とほぼ同じスタイルで発売されることが日産の内田CEO、デザイナーのアルフォンソ・アルバイザ氏のコメントによって明らかになっていますが、今回それを裏付けることになる「パテント画像」が公開に。
これは日産がオーストラリアの特許庁に相当する機関へと提出したもので、届け出画像を見ると、まさに「フェアレディZプロト」そのものというところです。
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ただしいくつかの相違点も
それでもいくつかの変更点があるようで、まずはフロントグリル。
残念ながら「議論を呼んだ、真四角の」グリルそのものについては変更されず、しかし下部中央にセンサーが設けられることでその周囲のデザインが「やや」調整を受けています。
こちらはフェアレディZプロト。
「ちょっとだけ」違うことがわかりますね。
そのほか気づく点としては、ドアハンドル周りの構造がちょっと変更されていること(製造上の問題だと思われる)、リアバンパーサイドに「リヤサイドマーカー」が追加されていること。
なお、パテント画像ではリアハッチのウインドウ下部あたりに「境界線」が無いように見え、しかしこれもフェアレディZでは実際には明確な境界線があるわけではなく、単に「塗り分けている」だけなのかもしれません。
パテント画像では、フェアレディZプロトにて特徴的だった「奥行きのある」発光グラフィックを持つテールランプが再現されるのかどうかわからないものの、このデザインは日産の「キモ入り」でもあるので、市販モデルでも再現されるものと考えています。
参考までに、パテント画像には、フェアレディZプロトにはない「トランクを開くための鍵穴」のようなものが(日産エンブレムの横に)見えますね。
なお、サイドビューはパテント画像とフェアレディZプロトともにかなり近いようですが、前後オーバーハングはフェアレディZプロトのほうがやや短いようにも(”そう見えるだけ”なのだと思われる)。
こちらはフェアレディZプロト。
現時点では新型フェアレディZのパフォーマンスについての情報はなく、わかっているのは「マニュアル・トランスミッションがある」「エンジンはV6」だということくらい。
おそらくはスカイラインR400と同じ「400馬力」仕様を搭載してくると思われますが、そうなると各部の補強なども必要となり、日産が標榜する「40000ドル」での発売は難しくなると思われ、よってベースモデルではもうちょっと出力が下げられるんじゃないかと考えています。
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