| こうやって見ると日産GT-R 50 by イタルデザインはスゴい迫力だ |
他に取引例が報告されていないだけにいくらで売れるのかは全く不明
さて、2018年に日産とイタルデザインとのコラボレーションによって誕生した「GT-R 50 by ITALDESIGN」。
これは未来のGT-Rを示唆するものではなく、「もしR35 GT-Rになんの制約もなかったら」という仮定を実現したスペシャルモデルです。
ベースとなるのはGT-R NISMOで、この完成車をイタルデザインに持ち込み、イタルデザインが一台一台手作業にて架装を行うというクルマであり、当時1億2000万円からという価格にて限定50台が売りに出されています。
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なお、「日産とイタルデザイン」というと一見して接点がなさそうで、しかも車両デザインはイタルデザインではなく日産のデザインダイレクター、アルフォンソ・アルベイザ氏が行い、イタルデザインは「製造のみを担当する」という奇妙な構図ではありますが、これは「GT-Rが50周年」「イタルデザインも50周年」という共通性から発生したパートナーシップだとされています。
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まさかGT-R 50 byイタルデザインが売りに出されるとは
このGT-R 50 byイタルデザインは2021年11月から納車が開始されており、そして今回そのうちの1台が売りに出されているということになりますが、販売しているのは鹿児島県の「オートパンサー」。
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新車・中古車・航空機の販売を行っており、セレナやデイズのようなファミリー向けのクルマも販売する一方、ラフェラーリやエンツォフェラーリなどの限定スーパーカーも販売しており、他に例を見ない幅広い取り扱いレンジを持っているようですね。
今回カーセンサーに掲載されている情報を見ると、年式は2022年(未登録!)、走行距離は148kmとのことで、内装の養生等から判断して「未使用の新車」と捉えていいかもしれません(走行距離はデリバリーマイルだと考えられる)。
ボディカラーはパールホワイト、そしてアクセントはレッド。
ルーフはR35 GT-Rよりも54ミリ低くなっており、これは一旦カットした後にピラーを短縮するという手法が用いられています(つまりは相当な大作業)。
ホイールは前後とも21インチ。
搭載されるエンジンはおなじみ3.8リッターV6ツインターボですが、タービンがGT-R NISMO GT3のものへと変更されており、出力は720馬力に向上しています。
NISSAN GT-R NISMO by ITALDESIGNのディティールはこうなっている
カーセンサーには各部の詳細画像も掲載されており、これまでにあまり報じられなかったディティールも明らかに。
ヘッドライトハウジング内上部の「3本線」はデイタイムランニングランプ、そしてその下のプロジェクターレンズがヘッドライトとなるようですね。
特徴的な立体テールランプの周辺にはスリーブ。
リアウイングは昇降+角度変更機能が内蔵されていますが、シャフトやアクチュエーター類はカバーにて隠されています(芸術性すら感じる)。
ホイールにはカーボン製のカバー。
NISSAN GT-R NISMO by ITALDESIGNのインテリアはこうなっている
そしてこちらはNISSAN GT-R NISMO by イタルデザインのインテリア。
ブラックとレッドのアルカンターラ、そしてカーボンファイバーにて覆われています。
シートバックはカーボンファイバー。
ヘッドレストには「GTR 50 ITALDESIGN」の文字がエンボス加工にて再現されます。
その下にはハーネスホール付きの樹脂パーツがあり、「RECARO」文字、そしてレッドペイント(エアコン吹き出し口のリングなどもレッドにペイントされている)。
後部座席は残されていますが、ルーフが低くなり、かつ後方に向けて傾斜しているために頭上スペースがかなり苦しそう(リアウインドウの天地を見ると、かなりルーフが低いことがわかる)。
ステアリングホイールはレッドのアルカンターラ巻き。
12時位置にはレッドレザーにてセンターマークが設けられています。
なお、センターコンソール上に乗っているキーを見ると、通常のGT-Rと変わりはないようですね。
タコメーターのダイヤルはレッド。
もちろんこのGT-R 50 byイタルデザインのインテリアも固有の仕様を持つということになりますが、メーターのカラーまでをカスタマイズできるのかは不明です。
そしてこちらはオーナーズマニュアルや保証書(ケースは意外と普通だった)。
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