| ここ最近のスバルのデザインは独自性を発揮しまくりでカッコいい |
おそらくは相当に高い人気を誇るんじゃないかと個人的に予想
さて、スバルが5代目となるWRXを発表。
新しくスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)を採用し、さらには内外装を一新したフルモデルチェンジとなりますが、非常にシャープでダイナミックなスタイルを持っており、ぼく的には「現行スバルのラインアップではナンバーワンなんじゃないか」と思えるほど。
搭載されるエンジンは2.4リッターターボ
今回発表されたのは「北米仕様」で、2022年モデルのWRXはフラット4ターボエンジンの排気量をを2.0リッターから2.4リッターに拡大しており、この新しい直噴ターボエンジンは、2,000~5,200rpmで271馬力(202キロワット)/ 258ポンドフィート(349ニュートンメートル)のトルクを発揮。
このエンジンには、すでにティーザー画像にて明らかになったとおり6速マニュアルまたはスバルパフォーマンストランスミッション(CVT)が組み合わされ、スバル得意のシンメトリーAWDシステムを介して4輪を駆動します(CVTの場合、ステアリングホイールにパドルシフトが取り付けられ、これによって「8速マニュアルモード」での操作が可能)。
エンジンの出力は予想された300馬力に届かず「ちょっとがっかり」ではあるものの、車体のポテンシャルは大きく向上しており、全体のねじり剛性を28%、サスペンションの取り付け部の剛性を75%向上させるなど、従来よりも剛性を高め、さらに低重心化を達成したとアナウンスされています(リアスタビライザーバーがサブフレームではなくボディに直接取り付けられるというフルインナーフレーム構造を採用)。
新型スバルWRXのデザインはこう変わった
そして5代目へと進化するにあたりデザインも大きく変わっており、フロントグリルやヘッドライト、ボンネットなどは「レヴォーグ似」。
ただしレヴォーグと大きく異なるのは前後ホイールアーチに大きな樹脂製クラディングが装着されていることで、これによって全体的な印象が大きく変わっているように思います。
さらにはこのクラディングとあわせて前後バンパー下部に装着される樹脂製パーツも大型化しており、さらには再訴ステップも大型化。
これによって視覚的な重心がぐっと下がったように思われ、新型WRXを他のどのセダンとも異なる雰囲気に仕立て上げているように思います。
リアもまた素晴らしいデザインを持っており、リアフェンダーからトランクリッドにかけてのデザインはBRZとも共通する造形を持っており、ある意味では「BRZのセダンバージョン」。
さらにバンパー下部には「ハの字」デザインが用いられ、これまでのスバルにないアグレッシブな形状を持つようですね。
加えて新型WRXはフロントフェンダーをアルミ化することで約2.3キロの軽量化を行うなど実直な改良も行っているといい、「2.3キロ」というとごくわずかのようにも思えますが、これは重量物が集中するフロントそしてロールセンターから遠い部分での軽量化なので、けっこう「大きい」とも考えています。
なお、北米では新グレード「GT」が設定され、これはCVTのみとなるものの電子制御式ダンパーを採用することでコンフォート、ノーマル、スポーツの3つの設定を持たせており、430種類のカスタマイズが可能な新しいドライブモードセレクトと組み合わせることが可能になったようですね。
「GT」に装着されるホイールは専用デザインの18インチマットグレー(245/40 R18サマーパフォーマンスタイヤが装着)、GT以外のモデルには、17インチまたは18インチサイズが用意されています。
新型スバルWRXのインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型スバルWRXのインテリア。
センターには11.6インチのインフォテイメントスクリーンが鎮座し、Apple CarPlay、Android Auto、Bluetooth接続などが標準装備されています。
オプションでは、11スピーカーのハーマンカードンサウンドシステムが用意されている、とのこと。
ベースグレードのシートはこんな感じでけっこう肉厚で座り心地が良さそう。
「GT」グレードだとレカロ製シート(8ウェイ電動調整式)へと変更され、一気にスパルタンな雰囲気へ。
ステアリングホイールは「新型」のマルチファンクション。
今回発表されたのは公式画像そしてスペックのみとなり、価格の公表はなされていないものの、現地では「さほど大きな値上げはないだろう」とも見られているようですね。
新型スバルWRXのプロモーション動画はこちら
参照:SUBARU