| プロドライブはスバルをパートナーとして1990年から2008年までWRCに参戦 |
現時点では何台生産されるのか、はたまたワンオフなのかはわからない
さて、プロドライブが同社のTwitterアカウントにて「P25」なるニューモデルを5月25日に発表するとしてティーザー画像を公開。
現時点でこのクルマについてなんらかの詳細が語られているわけではないものの、おそらくはインプレッサWRX STiをベースにしたレストモッドバージョンだと言われており、一部の熱烈なコレクターに向けた少量生産モデルになると見られます。
今回プロドライブから公開されたのは「P25が再定義されたアイコン になる」ということだけですが、1997年にマニファクチャラーズタイトルを獲得したGC型(WRC97)へのオマージュとなる可能性が高そうですね。
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プロドライブとはなんぞや
そこでプロドライブについて説明が必要かと思いますが、これはイギリスのレーシングコンストラクターそしてレーシングチームであり、ツーリングカー選手権、ラリー、さらにはF1においてまで活躍したことで知られます。
1984年にプロドライブを設立したのはアリ・バタネンのコ・ドライバーであったデビッド・リチャーズで、そのためとくにラリー方面において力を発揮し、1990年にはスバルの共同にてWRCへと参戦を開始し、1993年にはコリン・マクレーが同チームにおいてWRC初優勝を成し遂げることに。
さらにはコリン・マクレーやリチャード・バーンズといった伝説的なドライバーを擁し、3度のドライバーズチャンピオンと3度のマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得していますが、スバルが2008年にWRC」を撤退した後にも自身のチームをもって活動を行い、その後はミニをベースに戦ったものの、2013年にはWRCから撤退することとなっています。
ただ、もちろんレーシングカーコンストラクター、レーシングチームとしてのプロドライブはその後も存続し、現在ではラリーレイドにも参戦していますが、その後には「P2」といったスバルR1ベースのコンプリートカーを製作したことも(結局発売には至らなかった)。
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そして直近ではこの春に「ハンター・オールテレーン・アドベンチャービークル」なるエクストリームなスーパーオフローダーを発表しており、日本市場とは縁のないところで様々な活躍を行っているようですね。
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プロドライブが公開した「P25」のティーザー画像はこちら
An icon redefined, this is P25.
— Prodrive (@prodrive) May 18, 2022
25/05/22 #p25 #prodrive #iconredefined #comingsoon pic.twitter.com/F1FpN2Z3Up
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参照:Prodrive