| なかなかにダイナミックなデザインを持つ刺激的なSUVだ |
さて、トヨタがインド市場向けにコンパクトクロスオーバー「アーバンクルーザー」を発表。
搭載されるエンジンは1.5リッター4気筒、トランスミッションはマニュアルもしくはオートマティックが選択可能。
そしてATバージョンはマイルドハイブリッド(ISG)と組み合わせられるなど、なかなかに先進的なクルマだと言えそうですね。
製造と販売はトヨタと現地企業との合弁会社、トヨタ・キルロスカ・モーターが行い、保証金11,000ルピーにて予約受付を開始しています。
トヨタ・アーバンクルーザーはこんなデザインを持っている
縦に太い二本線(スラット)があるダイナミックなグリルを持ち、その雰囲気はなんとなくランドクルーザー・プラド的(ただしスラット内側のルーバーの方向はアーバンクルーザーだと横、ランクル・プラドだと縦)、そしてバンパー下部にはロックガード風の加飾を持つなどアクティブな印象を受けます。
そしてホイールにはダイヤモンドカットが採用され、スポーク部にはエアロブレードのようなデザインも採用に。
「LEDライトパッケージ」が標準装備され、これにはLEDヘッドライトやテールランプ、フォグランプが含まれ、コンパクトクラスといえどもなかなかの装備、そしてポテンシャルを持つようです。
ちなみにボディカラーはブラウンやオレンジ、ブルー、メタリックグレー、ホワイトなど5色+2トーンルーフ3パターンで、「ブラック」はラインアップされていないようですね(インドではあまりブラックが好まれないのかも)。
ボディサイズについては明かされておらず、しかし画像を見る限りではライズよりちょっと大きいくらいに見えます。
インテリアは非常にシンプルですが、スタート/ストップボタン、タッチスクリーン式インフォテイメントシステム(アップルカープレイ/アンドリドオート対応)、クルーズコントロール、オートエアコン、レインセンサー、自動防眩ミラー等の装備がおごられ、これもまたクラスを超えた内容だと言えそうです。
カラーはブラウン(やっぱりインドではブラウンが好まれるのかも)ベースのデュアルトーンを持つ「プレミアム仕様」だとアナウンスされています。
トヨタはインド市場においてスズキとの提携を行い、今後商品展開を強化してゆく方針だと思われますが、「トヨタがスズキに技術供与→スズキが車両開発→トヨタ(キルロスカ)が生産を行い、スズキとトヨタ両方から発売」というアナウンスもなされています。
見たところ、今回のアーバンクルーザーは「スズキ・ブレッツァ(SUZUKI BREZZA)」と多くを共有しているように思われ、これらは両社の「提携による賜物」なのかもしれませんね。※だとすると、トヨタ・アーバンクルーザーのボディサイズは全長3,995ミリ、全幅1,790ミリ、全高1,640ミリくらい。インドで税率の上がる4メートル以内に納められている
なお、日産はインド向けに「マグナイト」を発売する予定ですが、トヨタ・アーバンクルーザーはこのマグナイトとも競合する可能性がありそう。
日本においても「小型SUV」は人気化のきざしもあり、トヨタ・アーバンクルーザー、日産マグナイトともぜひ国内導入してほしいものですね。