| 色々な情報を総合するに、直近で生産終了→先行受注開始→ティーザーキャンペン開始→8月に発売説は有力だ |
さて、色々なウワサが飛び交っているフルモデルチェンジ版新型ランドクルーザー。
日本では「3月下旬から予約開始説」が有力となっていますが、CarAdviceによると、「ランドクルーザー70周年を迎える2021年8月1日に発表されるのでは」とのこと。
ちなみにこれはなんらかの明確な情報を得たわけではなく、トヨタ自動車のチーフエンジニア、小鑓 貞嘉氏が自身のFacebook上にて「8月1日で70周年」とコメントしていること、それにあわせてかこれまでの、そして世界のランクル事情を投稿していることからの「推測」であるようです。
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現行ランドクルーザー(200系)は14歳
なお、トヨタ・ランドクルーザーそのものは1951年に発売が開始され、現行の200系は2007年に登場しているのでもう14歳ということに。
ランクルはある意味でトヨタの看板車種でもあるので、もっと頻繁にアップデートを行っても良さそうなものではありますが、ランドクルーザーはトヨタの中でも「特別な存在」であり、かつ未開の地にて目的地に行き、無事に帰ってくるという使命が与えられることも多いため、その品質含む基準がほかのクルマとはまったく異なる模様。
よって開発の段階で「あらゆる局面や使い方を想定し、究極のクルマとして」設計されたのがランクルであり、そのために発売後にもそうそう改良するところがないのだと言われています。
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やはり近日中に生産終了、最終モデルは4月納車あたりが「最後」か
なお、国内外の様々な情報を総合するに、やはり2月前後に現行ランドクルーザーの生産が終了される可能性が大。
そして最終の納車は4~5月あたりになると見られていますが、一旦生産を終了した後、工場内の生産設備を「新型ランドクルーザー用に」整備するのに2~3ヶ月かかると言われていて、そのために新型ランドクルーザー(300系)は6月頃に発表/発売と見る向きもあるようです。
ただ、70周年という節目、(6月発売となると)あと2ヶ月ほど待てば”日にちまで”70周年にあわせられること、そして何よりランドクルーザーはその偉大さを称えるべき存在であることを考慮するに、トヨタ社内でも「ドンピシャで70周年記念となる2021年8月1日に発売しよう」という向きがあってもおかしくはなく、今回の「8月1日発売説」はかなり有力だろう、と考えています。
新型ランドクルーザーは大規模なティーザーキャンペーンを展開?
しかしながら、生産終了(2月だとして)から8月まではちょっと期間が開くことになり、その間に何もしないわけにもゆかないので、3月辺りから先行受注を行い、同時にティーザーキャンペーンをスタートさせ、その中でランクルの歴史を幅広く紹介し、最高潮に盛り上がった8月1日にドンと発売、ということも考えられそう。
もちろん、発売までその姿が隠されるわけではなく、どこかの段階で先行公開がなされることも考えられ(特に最近は、いずれの自動車メーカーにおいてもこの手法が多い)、意外と早いうちに新型ランドクルーザーの姿を見ることができるのかもしれません。
ちなみに最近のトヨタは「ヘリテージ」を有効に活用しようという動きがあり、スープラの復活もその一例。
実際にスープラは発売前後に大きな話題を呼ぶことになり、その反響の大きさについて、トヨタは「身をもって体感した」のは間違いなく、ランドクルーザーでもこれをもう一度、と考えても不思議ではありません。
トヨタだけではなく、近年では他の自動車メーカーも「過去のヘリテージ」を活用する例が多く(日産フェアレディZなど)、しかし活用したくとも歴史や資産を持たない自動車メーカーも多数。
ランドクルーザーは「他社からすると、ノドから手が出るほど欲しい」資産であるのは間違いなく、トヨタが他社のライバル、そして振興自動車メーカーやオフローダーに対してその歴史の違いをアピールすることで排他性と優位性を発揮するためには、”これほどふさわしい”モデルもないだろうと考えています。
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