| できれば価格帯もガツンと上げて世界トップクラスのラグジュアリーを実現して欲しい |
現時点ではパワートレイン含め、その多くが「ナゾ」に包まれている
さて、つい先日はトヨタが「センチュリーSUVを発売する」という報道が出てきたばかりですが、今回はロシアのカーメディア、KolesaがそのセンチュリーSUVの予想レンダリングを作成し公開しています。
このCGを見るとそのまんま「センチュリーSUV」であり、実際のところセンチュリーという名を名乗る以上、センチュリーのイメージを崩すわけにもゆかず、これに近いルックスにて発売されることになるのかもしれません。
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トヨタ「センチュリーSUV」はどんなクルマに?
なお、このセンチュリーSUVがどんなクルマになるのかついての情報は少なく、ネーミングそのものも「センチュリー」を継承するかどうかは不明です。
ただしトヨタは「クラウン」のバリエーションを4つ(クロスオーバー、セダン、SUV、ワゴン)に拡大すると発表しており、この際には「クラウンを時代に合わせて進化させる」とコメント。
つまりは今持っている資産を時代に合わせて有効活用するとともに、世界各地それぞれで受け入れられやすいボディ形状を複数用意することにより「ワールドワイドでの販売」を考慮し、さらにはクラウンをひとつのサブブランドにしたいという意向が感じられます。
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そう考えるとトヨタはセンチュリーSUVについても同じ手法を採用する可能性が高いと考えられ、センチュリーのイメージを活用し、それをさらに強調し、世界中で受け入れられる形へと進化させ、ゆくゆくはセンチュリーをひとつの超高級サブブランドに育てたいのかもしれません。
となるとやはり「センチュリー」の名を活用し、センチュリーのデザインイメージ、そして車体のあちこちに散りばめられた「和」のテイスト、そして気遣いをセンチュリーSUVへと持ち込む可能性が大。
現在、超高級SUV市場は活況を呈しており、ベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルス、フェラーリ・プロサングエ、アストンマーティンDBX等がしのぎを削っている状態です。
そこへトヨタが参入するのであれば、既存のライバルとは異なるキャラクターを与え、センチュリーにしか無い世界感を演出することが肝要かと思われ、つまりはライバルを「超える」「負かす」のではなく、ライバルが持っていないものを模索して見つけ出し、それを新しい価値として消費者に示す必要があり、つまりライバルとは「競争関係」にはないのかも。
トヨタ・センチュリーは「和」に溢れたクルマである
そこで現行センチュリーをおさらいしてみると、これは「和」満載のクルマであり、そもそもの車体デザイン自体が「平安時代の屏障具(へいしょうぐ)の柱にあしらわれた面処理の技法」を用いたというスケールの大きさを持っていて、ボディカラーは「神威」、「摩周」、「飛鳥」、「精華」という荘厳な名を持っています。
テールランプ内部には「樽」っぽいデザインが再現され・・・。
フロントグリルには職人お手作りによる鳳凰エンブレム(これを作るには1月半がかかる)、グリル奥には「七宝文様」で、これは円満や財産、子孫繁栄をあらわしていると言われます。
さらには年長者への配慮としてスカッフプレートと室内フロアとの段差を小さくしたりという気遣いもなされていますが、センチュリーSUVは「乗降時の気遣いとして」足腰が弱った人でも乗り降りしやすいよう、車高をベッタリ下げる機能が与えられるんじゃないかとも考えています。
さらに室内には本杢オーナメント、「紗綾形(さやがた)崩し柄」の織物が使用され、ルーフには「紗綾形崩し柄」なる文様が用いられていますが、これは「不断長久」ひいては家の繁栄や長寿を願うもの。
搭載されるパワートレインは5リッターV8+ハイブリッドで、システム合計で445馬力を発生し、ライバルとの兼ね合いを考慮すると、そして価格納得性を考えた場合、この現行センチュリーのパワートレインが採用される可能性も大きそう。
なお、センチュリーSUVのプラットフォームには、米国で販売されるハイランダーと同じものを改良して使用する、と言われているようですね。
まだまだ新型センチュリーSUVの詳細が明らかになるには時間を要することになりそうですが、ぼくとしては日本の威信をかけ、日本の伝統と文化を世界に知らしめる圧倒的な存在として登場して欲しい、と願っています。
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参照:Kolesa