| モーガンが最古の自転車メーカーと組んでレトロなバイクを発表 |
英国最古の自動車メーカーであるモーガンが、同じく英国最古となる自転車メーカー「パシュレイ(Pashley)」とタイアップしてコラボ自転車を発表。
ちなみにパシュレイの工場があるのはストラットフォードで、かのシェイクスピア誕生の地、とされているようですね。
今回発表されたのは「モーガン8」「モーガン3」の2モデルとなり、モーガン8のフレームカラーはライトパールグレー。
グリップはブラックレザーで、チェーンガードとマッドガードもブラック。
サドルはブルックスのラバー製ですが、そのカバーはオーガニックコットンだとされています。
変速機にはシマノNEXUSを採用。
モーガン3はクラシック風味
そしてもう一台は「パシュレイ・モーガン3」と命名され、フレームカラーはブリティッシュ・レーシンググリーン。
グリップはハニーレザー、サドルはブルックスのレザー製、マッドガードはウォールナット製。
変速機はスターメーアーチャーによるもので、3速内装(フロントハブはダイナモ内蔵)となり、この仕様で価格は約22万円。
ちなみにモーガンは上述の通り「英国最後」の自動車メーカーでもありますが、同時に「英国で唯一独立を貫き、創業者一族が経営するメーカー」でも。
たとえばミニやロールスロイスは現在BMWに吸収され、ベントレーはフォルクスワーゲンに、ロータスは中国の吉利汽車に、そしてジャガーとランドローバーはインドのタタ傘下に。
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なお、今回のコラボレーションを持ちかけたのはパシュレイ側で、「人々は我々のことを、”自転車界のモーガン”だとよく言う。だからこのような素晴らしい共同作業を行うことができ、とても光栄だ」とコメント。
実際のところ、両者はその歴史や経営姿勢はもちろん、そのクラシカルなデザイン、英国伝統のクラフトマンシップなど共通する部分がたくさんあるとされ、製品を見ても「単なるコラボ商品」の枠を大きく超えているようですね。
ほかにどんなものがある?自動車メーカーの発売する自転車たち
なお、自動車メーカーは意外と自転車を多く発売。
やはり「タイヤのついた乗り物」という共通性があるためなのでしょうね。
まずこちらはランボルギーニのエレクトリックバイク。
車よりも先にエレクトリックモデルが登場した、ということに。
https://intensive911.com/?p=126436
そしてランボルギーニのレーシングドライバー育成プログラムにおいても選手たちがトレーニングのため乗っているというトライアスロン用バイクも。
メルセデスAMGからも自転車発売。
AMG GTとのコラボモデルですが、ロードバイク、MTBともにラインアップ。
フェラーリはそれまでのコルナゴに替え、ビアンキをパートナーとして「F1のテクノロジーが注入された」ロードバイクを発売。
マクラーレンはスペシャライズドとのコラボ。
アストンマーティンは自社のクルマと同じフレームカラーを持つ自転車を発売。
ブガッティの自転車はなんと440万円!
そのほかにもマセラティ、スパイカー、ポルシェ、BMWなど多くのメーカーが自転車を発売。
健康志向の強い欧州やアメリカでは売れそうではあるものの、高級車の購買層と自転車ユーザーとがあまりオーバーラップしない中国、そして気象条件的に自転車に乗るのが難しい中東ではあまり売れないのかもしれません。
なお、ロータスの自転車は発売されたことがないように思いますが、もし発売されれば「超軽量」となりそうですね。
そのほか、メルセデス・ベンツGクラスをイメージした「二輪駆動」の自転車も面白そう。
https://intensive911.com/?p=21208