| タダでもいらないのか、お金を払ってでも欲しいレベルなのか、ボクはそれを知りたい |
おそらく現在の中国車は侮れないレベルだとは考えているが
さて、「中国で最も利益率が高い自動車メーカー」「トヨタにEV開発・製造技術を供与」「中国ではテスラよりも売れている」「2022年に世界第三位のEVメーカーになった」など話題に事欠かない中国BYD(比亜迪汽車)。
そのBYDは以前より日本の現地法人であるBYDジャパンを通じてバスなど法人向けの車両を販売してきましたが、今回新たに乗用車部門にも乗り出すことになり、BYDジャパンの100%子会社「BYDオート・ジャパン(BYD Auto Japan)」を設立し、日本国内にて乗用車の販売と関連サービスを行う、と発表しています。
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日本国内で販売されるBYDのクルマは3種類
なお、BYDが日本国内で販売するのは3車種で、先陣を切って2023年1月に販売されるのはミッドサイズSUV「ATTO 3(アットスリー)」。
これは全長4455ミリ、全幅1875ミリ、全高1615ミリというサイズを持つピュアEVで、5人乗り、エレクトリックモーターの出力150kW、一回の満充電当たり航続可能距離は485km(WLTC)。
第二弾は2023年中盤に当重される「ドルフィン(DOLPHIN)」で、これは全長4,290ミリ、全幅1,770ミリ、全高1,550ミリのコンパクトEVで、エレクトリックモーターの出力は79kW、一回の満充電当たり航続可能距離は386〜471km(WLTC)。
最後は「シール(SEAL)で全長4,800ミリ、全幅1,875ミリ、全高1,460ミリ、エレクトリックモーターの出力230kW+160kWという4WDとなり、一回の満充電当たり航続可能距離は555km(WLTC)。
いずれも販売価格については未公開ですが、BYDは自社でバッテリーを製造しており、他の自動車メーカーが「バッテリーメーカーから仕入れる」ことでかさむコストを圧縮できるというメリットを持っており、そのため「普及価格帯のEVだと、車両価格の60%以上を占める」とされるバッテリー価格の削減によって相当に競争力のある価格設定を行ってくるのかもしれません。
BYDは1ヶ月無料にてEVの貸し出しを行うキャンペーンも
なお、中国の自動車メーカーが日本に本格参入するのは紅旗に次いで二例目ですが、紅旗は主に日本在住の中国人を対象としていると言われるのに対し、BYDでは不特定多数の日本人をターゲットにしており、それは公式ウエブサイトを見ても明らか。
ただし日本人の中国製品に対する不信感は低くはなく、よってこれをどう解決してゆくのかは注目に値するところ。
その一つとして今回BYDは「1ヶ月無料貸出キャンペーン」を行うとしており、詳細は後日改めて発表するそうですが、条件が合致するようであれば興味本位で申し込んでみようと思います。
自分のお金を使って中国製のクルマを購入することはないかと思いますが、「どの程度のレベルなのか」についてはヒョンデとともに非常に関心があるところで、タダで乗れるのであれば一度乗っておきたい、と考えているわけですね。
参考までにですが、かつてヒョンデはあるスポーツイベント開催時に車両を提供したことがあり、しかしその際のヒョンデの信頼性は著しく低く、ボランティア含め関係者誰もが(まともに走らないので)乗りたがらなかったという逸話も。
そしてこのBYDについても、「タダでもいらない」レベルのなのか、それともお金を出してでも欲しいレベルなのかどうかを知りたいというのが本音です。
EVタダ乗り?!
— BYD JAPAN(ビーワイディージャパン) (@byd_japan) September 7, 2022
eモビリティパートナープログラム開催決定!
なんと100名に、1か月間無料でBYDの新型e-SUV「ATTO 3」を貸し出し🚘
eモビリティのある新しいライフスタイルを、ぜひこの機会に体験してみてくださいね✨
詳細については、続報をお待ち下さい!#BYD pic.twitter.com/Tj1EYJKqI3
BYDのステートメント動画はこちら
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参照:BYD