| 中国のEV業界ではまだまだ新規参入が相次ぎ、その勢力図が安定しない |
この段階になって「巨大資本」が続々参入、中国の新興EVメーカーも戦々恐々だと思われる
さて、先日はシャオミが「初」のEV、SU7を発表し話題となっていますが、昨日には発売後28日で7万5000台を超える受注を達成した、とアナウンスがなされています。
そして今回は同じスマホメーカーのファーウェイが「ステラートS9」を中国モーターショーにて発表しており、このステラート(Stelato)はファーウェイとBAICブルーパーク(BAIC=北京汽車)とのコラボレーションによるブランドだと紹介されています。
ステラート S9はこんなクルマ
なお、中国の自動車メーカーは「アルファベット+数字」という命名を行うことが多く、正直その区別がつかないのですが(中国の人々がちゃんとこれらを認識できているのかはちょっと気になる)、とくに「7」「9」という数字が好まれるようで、「9」はいずれのブランドでも最上位モデルに使用されることが多いもよう。
そしてこのステラートS9もまたメルセデス・ベンツ SクラスやBMW 7シリーズなどのプレミアムセダンとの競争を目指しており、そのボディサイズは全長5,160ミリ、全幅1,987ミリ、全高1,486ミリ、ホイールベース3,050ミリという堂々たるもの。
パワートレーンはもちろんピュアエレクトリック、そしてシングルモーターもしくはデュアルモーターを選択でき、バッテリーはCALT製だとアナウンスされています。
中国製EVらしくスマートで滑らかなラインを持ち、ヘッドライトやテールランプはフラッシュサーフェス、そしてもちろんドアハンドルも格納式で、ドアミラーのかわりにはコンパクトなカメラが用いられています。
ヘッドライトには「xPixel システム」が採用されていると解説されており、その他にはLiDAR、デュアル50Wワイヤレス充電パッドといった装備がアナウンスされていますが、価格帯は30万~50万元(610万円〜110万円くらい)に設定されると言われ、つまり車格に比べるとかなり割安に設定されるようですね(むしろメルセデス・ベンツやBMWよりはNIO ET7やZeekr 001と競合する)。
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参照:IT Home