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まさか本当に発売するとは・・・。シャオミが1,548馬力のハイパーEV、SU7 ウルトラを「手が届く価格で」市販すると発表。ついにニュル最速EVの座が中国車に渡ってしまいそう

まさか本当に発売するとは・・・。シャオミが1,548馬力のハイパーEV、SU7 ウルトラを「手が届く価格で」市販すると発表。ついにニュル最速EVの座が中国車に渡ってしまいそう

| てっきりこのシャオミSU7 ウルトラはワンオフのコンセプトカーだと思われていたが |

市販にあたってはコンセプトモデルからいくつかの変更がなされ、2つのバージョンが用意されることに

さて、先週シャオミは1,548馬力のハイパーEV「SU7 ウルトラ」を発表していますが、今回なんとそのSU7 ウルトラを市販するとコメント。

SU7 ウルトラ発表時には「0-100km/h加速1.97秒」「ダウンフォース2,145kg」「トライ(3)モーター搭載」ということも明かされているものの、なんといっても注意を惹くのは「ニュルブルクリンクにアタックし、EV最速タイムを狙う」という宣言がなされたこと。

なお、現在のニュルブルクリンク「最速」市販車はポルシェ・タイカン・ターボGTですが、これを破って「市販車EV最速」を名乗るには実際にそのクルマを発売する必要があり、しかしシャオミはこのSU7 ウルトラを「来年前半に発売する」とも明言しているので、実際にタイカン・ターボGTの記録を破ることができれば「市販EVニュル最速」を宣言することができるようになるわけですね。

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シャオミがサプライズにて「SU7 ウルトラ」発表。1,548馬力、ダウンフォース2,145kgのまさに「ウルトラ」スペック、10月にニュルへアタックするとも公言
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シャオミ SU7 ウルトラには「2タイプ」が用意

今回の「実際に発売する」というアナウンスにあわせて言及されたのが「コンセプトモデルで採用されたフルカーボンボディ」が採用されないということで、これにあわせていくぶんおとなしいルックスへと変更がなされることとなるのかもしれません。

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ただし市販モデルであってもSU7 Ultraプロトタイプと同じバッテリーパック、3モーター、シャーシ構成を搭載することが確認されており、「通常バージョンとトラックバージョン」の2つの仕様が用意されることについても言及されています。

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気になる価格については現段階での発表はないものの、シャオミCEO、雷軍氏によれば「SU7のトップレンジ、SU7 MAX(299,000元)よりもちょっと高いくらい」で、「手に入れる事ができる価格にする」というありがたいお言葉も。

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ちなみに雷軍CEOは「フェラーリやポルシェの創業者は、彼ら自身が優れたレーシングドライバーであった」ことから自身もそうあろうと決め、つい先日「レーシングドライバーのライセンスを取得した」ことについても言及済み。

しかしもちろん、ニュルブルクリンクにアタックするのは経験豊富なプロフェッショナルドライバーであると思われます。

なお、ベースとなるSU7は今年3月に発売されて以来、中国車史上最大レベルの受注を獲得しており、現在デリバリーを行っている最中となっていますが、つい最近中古市場に登場し「新車よりも高い価格で販売される」など、相変わらずの人気ぶりを見せつけているようですね。

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参照:Xiaomi

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