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シャオミがサプライズにて「SU7 ウルトラ」発表。1,548馬力、ダウンフォース2,145kgのまさに「ウルトラ」スペック、10月にニュルへアタックするとも公言

シャオミがサプライズにて「SU7 ウルトラ」発表。1,548馬力、ダウンフォース2,145kgのまさに「ウルトラ」スペック、10月にニュルへアタックするとも公言

Image:Xiaomi

| エレクトリックではあるが「V8」「V6」と命名されたモーターを搭載 |

現時点では「公道走行可能な市販車」ではないが、もしかすると記録達成とともに限定販売の可能性も

さて、中国シャオミ(Xiaomi)が昨日開催された年次カンファレンスにて「SU7 ウルトラ プロトタイプ」をサプライズにて発表。

これは同社創業者、雷軍氏がじきじきにプレゼンテーションを行ったもので、「1548馬力、車体重量1,900kg、ダウンフォース2,145kg」という文字通りのウルトラ級スペックを誇るエレクトリックセダンです。

なお、3つのエレクトリックモーターを搭載していますが、面白いのはそのネーミングで、2つの「V8」そして1つの「V6」にて構成され、もちろんこれは内燃機関ではないものの、ポルシェがEVであっても「(フラッグシップを)ターボ」を呼ぶのと同様かと思います。

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Xiaomi

シャオミ SU7 ウルトラ プロトタイプはこんなクルマ

そこでこのSU7 ウルトラ プロトタイプを見てみると、これは上述の「ハイパーエンジンV8」を搭載した最初のクルマ。

この”V8”エレクトリックモーターはなんと27,200rpmにて578馬力を発生します。

搭載されるバッテリーはCATL製で最大出力は1,330kW(リン酸鉄 / LFP)で、ボディワークはフルカーボン、ブレーキシステムはレース用のAP製(前後とも6ピストンキャリパー)、そして制動力にはモーターリバースを使用することで最大2.36Gの減速を発生させることが可能だとアナウンスされています(回生のみでは0.6G、100km/hから停止までに要する距離はわずか25メートル)。

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さらに驚かされるのはそのパフォーマンスで、0~100 km/hまでわずか1.97秒、0~200 km/hまでを5.97秒で加速し、300km/hに到達するまでは15.07秒、最高速度はなんと350km/h”以上”。

ボディサイズは全長5,260ミリ、全幅2,064ミリ、全高1,406ミリ、ホイールベースは3,000ミリだとアナウンスされています。

シャオミはSU7 ウルトラにてニュルブルクリンクへの挑戦を表明

シャオミはこのSU7 ウルトラにてニュルブルクリンクへと10月に挑み、「4ドアエレクトリックセダンの新記録」を樹立することを目指していますが、これは市販車ではないので、ポルシェ・タイカン・ターボGTの持つ7分07秒55を破ったとしても「市販車最速」とは認められず、よってフォルクスワーゲンID.Rのラップタイムである6分05秒336(現時点でのEVのニュル最速)にどれだけ近づくことができるかが焦点となるのかもしれません。

ただし「パワーを上げて制動力を強化しダウンフォースを増強すれば」ニュルブルクリンクを速く走れるというものではなく、現実問題としてシャオミSU7は車両制御技術や信頼性に問題があると言われており、よって目標とするタイムを出すことは容易ではないとも考えられます。

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参照:Xiaomi

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