| ヒュンダイは個々のクルマに個別のデザインを与えて個性を強調するようだ |
さて、ヒュンダイは「アイオニック5」を韓国とヨーロッパにて発売しており、それぞれの地域では記録的な受注を達成。
その人気の秘密はおそらく(性能よりも)デザインにあると思われ、まるでコンセプトカーがそのまま発売されたかのようなルックスがあまりに新鮮だったのだと思われます。
そこでヒュンダイが次の一手として考えていると言われるのが「アイオニック6」。
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アイオニック6はまったく異なるデザインに
そしてアイオニック6について、これは発表済みのコンセプトカー「プロフェシー・コンセプト」の市販モデルになると言われます。
このプロフェシー・コンセプトはアイオニック5とは全く異なる、表面がヌルっとしたウナギイヌのようなデザインを持っており、「レトロフューチャー」なアイオニック5とは全く異なるもの。
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ここ最近の自動車メーカー各社におけるデザイン的傾向としては、新興市場しかし最大でもある中国でのプレゼンスを高めるため、メーカー内にて類似した意匠をもたせる「金太郎飴」デザインを採用するのが常套手段となっていますが、ヒュンダイはこの金太郎飴に対して批判的であり、車種それぞれに固有のデザインを持たせるとも宣言しています。
実際のところ、ツーソンやヴェロスター、コナなど発売済みのクルマについても「それぞれ異なる」デザインを持っており、ヒュンダイはこれを「ヒュンダイルック」と主張しているようですね。
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アイオニック6はどんなクルマに?
現時点ではヒュンダイ・アイオニック6についてなんら情報はないものの、サイズ的にはアイオニック5よりも大きくなると思われ、ホイールベースが延長されることでバッテリー容量が大きくなり、一回の充電あたり走行可能距離は最大で700kmに達するとも。
なお、ヒュンダイは2020年にこのアイオニックブランドを立ち上げており、エレクトリックブランドとして運用する方針を示しています。
これはヒュンダイのサブブランドということになりますが、今後はSUVボディを持つ「アイオニック7」など、様々なモデルが登場すると言われていますね。
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ヒュンダイは急速にEV販売を拡大する意向
ヒュンダイは「ヒュンダイブランド」からもEVを発売しており、キア含むグループ全体では2021年に約16万台のEVを販売する予定を掲げています。
加えて2025年には12モデル、そして56万台にまで販売規模を拡大する計画を持っていますが、このアイオニックブランドとどう差別化や棲み分けを行うのかは今のところ不明。
おそらくヒュンダイブランドでは「不普及価格帯」、アイオニックブランドからはデザインにこだわった「プレミアムEV」をリリースするということになりそうですが、今後は「お手並み拝見」といったところですね。
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