| できればこのルックスのままエレクトリック化してほしいものだが |
見かけによらず本格的な悪路走行性能を持つオフローダー
さて、1977年以来一度もモデルチェンジを行っていない長寿モデル(もしかすると自動車史上最高齢かもしれない)、ラーダ・ニーヴァ。
今回、ドイツ国内限定だとされるものの、ニーヴァを生産するヴォルガ自動車工場の自動車生産50周年記念モデルとして「50台のみ」ニーヴァ・アニバーサリーエディションが投入されています。
このニーヴァには標準モデルと比較して多くの変更点があるといい、グランドクリアランスの拡大、新しいデザインを持つアルミホイール、BFグッドリッチ製タイヤ、ホイールアーチライニング、ランニングボード、パワーバンパー、ウインチ用のスペース、ルーフレール、シュノーケル、アップグレードされたヘッドライトなど。
さらにフードスクープや牽引フックなどの追加装備により、悪路走行性能とオフロード風味が大幅に増強されているようですね。
ラーダ・ニーヴァ・アニバーサリーエディションは現地価格で250万円
このニーヴァ・アニバーサリーエディションはドイツ・ハルバーシュタットのFahrzeuge Bogelsack Service & Verkauf GmbHで購入できるといい、販売価格は税込みで19,900ユーロ(現在の為替レートで260万円くらい)。
これは、ロシア市場で販売されている最も手頃な3ドアのニーヴァ・レジェンドの約3倍だそうで、しかし日本だともっと高く(通常版ニーヴァが)販売されているので、ロシアだと「非常に安いクルマ」ということになりますね。
ラーダ・ニーヴァはモデルチェンジを計画中
なお、ニーヴァを製造するアフトヴァースはは、欧州連合(EU)の環境・排ガス基準の強化に伴い、EUへの車両供給を停止することになりますが、つまりこれは「環境規制にマッチしなくなった」ということを意味します。
つまり同社は、パワートレインをEUの規制に適合させるための投資を断念したということになり、しかし現在アフトヴァースはルノー傘下にあり、現在「環境に優しい」次世代ニーヴァを開発中だとも伝えられています。
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1977年の登場以来モデルチェンジをしていない「走る化石」ラーダ・ニーヴァ。しかし今回、ついにフルモデルチェンジされることになったようだ
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ラーダ・ニーヴァはこんなクルマ
上述の通り、ラーダ・ニーヴァは1977年の登場以来、モデルチェンジを受けずに44年も製造されていて、2020年モデルから現地では「ニーヴァ」の名称を「4×4」へ改める、と発表しています。
デビュー当時はVAZ-2121という車名を採用し、車体構造はモノコック(ボディ・オン・フレームではない)、しかしロック可能なセンターデフ、副変速機を持つ本格オフローダー(渡河能力は51センチ)。
発売から1年後には西ヨーロッパに上陸し、一時はヨーロッパの4x4セグメントの40%を占めるほどの大ヒットを記録したそうですが、今でもそのシンプルで親しみやすいルックスから多くのファンを持つことでも知られます。
現行モデルにはいくつかのグレードがあり、「アーバン」だと搭載されるエンジンは1.7リッター自然吸気/83馬力、トランスミッションは5速マニュアル、0-100km/h加速は17秒、最高速は142km/hというスペックを持っています。
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