
普通はもっと着やすいものを作るはずだが、ケーニグセグは普通の自動車メーカーではない
いったいどんな着心地なのかちょっと気になる
さて、フェラーリはもとよりブガッティ、ランボルギーニ、ポルシェ、パガーニなど様々な自動車ブランドがアパレル業界へと参入していますが、今回はケーニグセグもアパレル、そしてサングラスを発売すると発表。
これらはケーニグセグの同郷であるスウエーデンのファッションブランド、チミ(CHIMI)とのコラボレーションによってリリースされるもので、まずはジャケットそしてサングラスがリリースされています。
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ただしケーニグセグだけに「普通」ではなかった
なお、ケーニグセグは並外れた技術力を誇る会社であり、「(トランスミッションを持たない)ダイレクトドライブ」を開発したり、そのほかにもいち早くハイブリッドを導入したほか、「MTとしてもATとしても機能する」トランスミッションもリリースしています(ATにMTのロジックを持たせたというような安直なシロモノものではない)。※ケーニグセグ創業者、クリスチャン・フォン・ケーニグセグは「鬼才」という言葉こそがふさわしい。あるいは「マッドサイエンティスト」か
多くの振興スーパーカー/ハイパーカーメーカーがサプライヤーにコンポーネントを発注したり、カロッツェリアに車体の製造そのものを委託しているの対し、ケーニグセグはそのほとんどを自社で開発・製造していることで知られ、その理由は「他社では、自分たちが考えるレベルのパフォーマンスを発揮するコンポーネントを作れないから」。
そのために自社にて様々な研究開発を行い、結果的に高い内製化比率を誇るわけですが、実際のところ「ケーニグセグが納得できるレベルで」製造されたハイパーカー(メガカー)は現存するどんなハイパーカーと比較しても劣らぬばかりか、あっさりとそれらを超える性能を発揮することも(度重なる記録更新によって)明らかになっています。
つまりは何においても究極のこだわりを発揮し、さらに目の付けどころがほかのハイパーカーメーカーとは全く異なっていて、さらに開発力や技術力も「次元が異なる」のがケーニグセグなので、「アパレルに参入する」といっても普通の衣類を発売するはずはなく、なんと第一弾として発表されたのが「金属繊維でできたジャケット」。

名付けて「FORCA-G レーシングジャケット」
このジャケットはFORCA-G レーシングジャケットと命名されており、その60%が金属繊維でできているため、その見た目はご覧の通り「メタリック」。

通気性、そして防水性と撥水性を備えると紹介されていますが、なかなかに未来的なルックスを持っています(カーボン繊維でないのは疑問だが、カーボン繊維だとほかでも扱っている自動車メーカーが存在するからなのかもしれない)。

ちなみにこの繊維は実際にケーニグセグのクルマに使用される金属と同じ素材だとアナウンスされており、「Koenigsegg」の文字を刺繍しているのは「チタン製の糸」。
なお、裏地には「Koenigsegg」のロゴが再現され、ジッパーのプルタブにはおなじみのゴーストが再現されているのだそう。

この丸いポッチはネオジム磁石で・・・。

サングラスケースを取り付けることが可能です。

サングラスはまだ普通のデザインを持つ部類であり(普通に着用できそうだ)、しかしフレームはチタン製、そしてレンズに使用されるのは(ポリカーボネートではなく)ミネラルガラス。

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は今回のコラボレーションに際し、「ケーニグセグのフィロソフィーは常に、究極のパフォーマンスにエレガンスを吹き込むことであり、FORCA-Gコレクションではそれが完全に実現されています。私たちがコラボレートすることを愛してやまないチミの才能豊かなチームは、これらのアイテムのクラフトマンシップにレースのスリルと優雅さを見事に表現しました。FORCA-Gは、レーシング・カルチャーとデザイン主導のイノベーションの両方へのオマージュであり、我々の思想にふさわしいものです」とコメントしています。
気になる価格についてはサングラスが450ポンド(現在の為替レートで82,000円くらい)で、シルバーとブラックの2色展開となり、一方のFORCA-Gレーシングジャケットはメタリックシルバーのみで1,350ポンド(250,000円くらい)に設定され、いずれも高価ではあるものの、ケーニグセグのクルマほどには「ぶっちぎり」ではないようですね(チミの通常版サングラスは6,000~7,000円くらいである)。
ケーニグセグとチミ(CHIMI)とのコラボ製品を紹介する動画はこちら
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参照:CHIMI