| ケーニグセグは非常に高いエンジニアリング精度を誇り、炎上する例は珍しい |
そしておそらく、発火の原因を突き止めることは容易ではないだろう
さて、先週末にギリシャにて開催された「ケーニグセグ ゴースト スクアドロン 2024 ラリー」において、不幸にもジェスコ・アタックエディションが炎上し灰になるという事件がありましたが、幸いにも負傷者は出ておらず、現在はその原因の究明段階にあると言われます。
そして今回報じられているのが、ケーニグセグ自身がジェスコのオーナーに対し「発火と炎上の原因が判明するまでクルマを運転しないよう」呼びかけたというニュースです。
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ケーニグセグ炎上当時の外気温は38度を超える
このケーニグセグ・ジェスコは125台のみが限定にて生産されるハイパーカーで、搭載されるのは5リッターV8ツインターボエンジン。
これは通常のガソリンだと約1,300馬力、レース用のE85フューエルを使用すると1,600馬力以上を発生するという高性能エンジンです。
現時点ではその原因はわかっておらず、そして車両も文字通りの灰になってしまったので、ケーニグセグとしても原因を特定することは容易ではないかと思われますが、発火当時の気温は38度近くもあったといい、エンジンが発した熱を外へと十分に排出できず、こもりっぱなしになってしまったのかもしれません。
火災直前の目撃情報については不明な点が多く、ある者は「ゆっくり走っていた」といい、またある者は「かなり攻めていた」ともコメントしてるようで、目撃情報から原因を推測することもまた難しそうですね。
なお、こういった「スーパーカーやハイパーカーが燃える」例は珍しくはなく、その原因となるのは「エンジンが発する熱」。
もちろんメーカーとしても十分に対策を取ってはいるものの、高性能エンジンだけに発生する熱量もハンパではなく、かつ少しでも車両をコンパクトに、そして重心を低く作ろうとするためにエンジンと補機類、車体との間に隙間がほとんどなく、よってわずかな「想定外の要因」によって燃えてしまうのだと言われます。
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参照:Autoblog