ランボルギーニ・ウラカンのインプレッション、フロントトランク編。
ウラカンに荷物を載せることができるスペースは(助手席に人が乗っていると)、事実上シートの後ろとフロントトランクのみ。
シートの後ろは長尺物(カサ程度の長さ)を載せることは可能ですが、フロントトランクのサイズは極小。
ウラカンはフロントフードが低く、フロントオーバーハングが極端に短いことを考えてもそのサイズの小ささは予想できると思いますが、ここで実際に見てみましょう。
ウラカンのトランクを測ってみると、約幅53センチ、奥行き29センチ、高さは手前が38センチ、奥側が50センチ。
ざっと計算して容量60リットル、という感じです。
これが実際にどの程度なのか、どんなものが入るのかをを見てみましょう。
一番上の画像にて左側、ぼくの心の友でもあるポルシェリモワ。
機内持ち込みサイズよりもちょっとだけ大きく、容量42リットルほど。※容量が42ということなので、もちろん外寸はそれよりも大きい容積
目視にて収納は不可能(ポルシェ981ボクスターであれば、これが1.5個ほどはフロントに余裕で入る)なのでこれは今回試さず。
こちらは同じくリモワのビジネストローリー。
41.5×42×20.5センチ、容量28リットル。
これを入れるとあとは雑誌くらいしか入る隙間がないんじゃないかというくらいですね。
かつ、トランクの前方の高さギリギリまで占有しています。
こちらはゼロ・ハリバートンのアタッシュケース。画像だと大きく見えますが、書類を入れて持ち運ぶ、手提げのバッグです。
サイズは幅45×厚さ15×高さ35センチくらい。
これだとちょうど2個入るサイズです。
冬場に二名乗車で、二名ともダウンジャケットを着ていた場合、それらを脱いで畳み、このフロントトランクに収納するのは難しいだろうな、というくらいのサイジングですね。
なお、ぼくがウラカンのフロントトランクに常備しているのは撮影用ナンバープレートと折りたたみ式のパイロンのみ(マーガレット・ハウエルの靴保存袋に入っているのがナンバープレートカバー。サイズがちょうど良い)。
パイロンは駐車時、「車に近づいてほしくない場合」に心理的ハザードとして使用します。
参考までに、見た目の印象でしかありませんが、ウラカンよりもアヴェンタドールのほうがフロントトランク容量が大きようです。
これはサスペンション形式に起因すると考えられ、アヴェンタドールは「プッシュロッド式」サスペンションを採用するためにショックアブソーバーの位置がフロントバルクヘッド付近となり、左右方向に余裕が出るものと考えられます。
一方ウラカンは普通の車と同様にショックアブソーバーが「立った」状態で取り付けられており、そのため左右方向にスペースを確保することが難しいようですね。