| ポルシェ718ケイマンに貼るストライプをシミュレーションしてみた |
さて、ポルシェ718ケイマンに貼ろうと考えている「(911R風)ストライプ」。
とりあえずカラーは「マットブラック」に決定ですが、次はそのサイズを決める必要があります(でないとシートをどのくらいの長さで発注したらいいかわからない)。
そこでミニカーを使用しておおよその貼る位置を決め、その後に実車を使用して実際の長さや幅を決定することに。
ボディに貼るストライプは単なる「直線」ではない
まずはストライプを貼る前はこんな感じ。
そして、ラッピング用シートを切り出して貼ってみたのがこちら。
こうやって見ると単なる直線に見えますが、実際はストライプの前後をやや細めています。
経験上ではあるものの、自動車はボディ前後が絞り込まれているので、仮に貼ろうとするストライプが「完全な直線」だと、そのストライプが目の錯覚によって広がっているように見え、ちょっと違和感が出るのですね。
そういったことも含め、画像を使って今回貼ろうとするストライプの注意点を見てみましょう。
まず、①についてですが、これは「直線」であるべき部分。
ここはぜったいに曲がっているべきではなく、一番注意するところでもありますね。
そして②で、ケイマンのフロントフードは先端に向けてかなり細くなっているので、先端にむけてストライプも細くしてゆかないと視覚上違和感が出るのは間違いのないところ。
③については雨樋の部分に沿って貼ることになりますが、ここも「直線」つまり前後の幅が同じではなく、リアに向かうに従い、ちょっとづつ細くする必要があります。
さらに④についてはリアハッチとフェンダーとの境界線と平行にラインを描くことになり、つまりこれも前部分と後ろ部分とで幅を変えることになります。
こうやって見るとストライプの幅は全ての部位で太さを変える必要があり、しかし①のラインだけは必ず合わせないといけない、ということですね。
この状態のストライプを、軽く実際にケイマンへと貼り付けて幅を調整してみたところ、その幅のもっとも広い部分は35センチで、これはフロントフードの後端とルーフの前端。
最も細いのはフロントフード先端の15センチで、その落差は20センチ。
そして「35センチ」というとけっこう太いように思いますが、実際に2本で70センチ。
ケイマンの全幅は180センチなので、それに対する70センチは「相当な幅」となりますが、実際に貼ってみるとさほど太く見えないのは不思議なところです。
おそらく、クルマの幅は180センチでも、実際は表面に凹凸があり、実際に視野に入る「表面積」として考えた場合、その数字よりもはるかに大きく見える、ということなのでしょうね。
長さについては、フロントフードが120センチ、ルーフが105センチ、リアハッチ前が11センチ、リアハッチ後ろが35センチ、リアウイング分として20センチ必要(長めに貼り、貼ったのちに切り落とすことを考えている)。
実際にストライプを貼る際は、まずセンターラインを出し、さらにその中心線から左右に何センチか平行移動させたラインを基準線としてボディに貼って、それを基準にストライプを貼ってゆくことになりそう。
ストライプはあらかじめシートで購入したのちに採寸した通りに切り出しておき、しかし実際には貼りながら微妙にカットしてゆくことになるだろう、と考えています。
施工に関しては(とりあえず貼ってから後でストライプの形を切ってゆく)ナイフレステープを使用することも考えましたが、おそらくは「微調整」が必要となるため、少しずつ移動させながらの水貼りになるかもしれません。