| ブライトリングは経営体制が新しくなった後、大きくその戦略を変更している |
以前は値下がりが大きなブランドではあったが、今は「買って問題はない」腕時計ブランドの一つへと成長
さて、ブライトリングが人気シリーズ「トップタイム」の新作を発表。
ベントレーとの長きにわたる提携を終了させた後に新しくスタートさせた「クラシックカースクワッド」の新作としても機能しており、これまで同様にシボレー・コルベット、フォード・マスタング、シェルビー・コブラというアメリカンマッスルとのコラボモデルとなっています。
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ブライトリング・トップタイム「クラシック・トゥールビヨン」はこんな腕時計
そして今回のシリーズは「クラシック・トゥールビヨン」と命名されていて、ラ ジュー ペレ社との共同開発となるトゥールビヨン機構内蔵ムーブメント「B21」を搭載していることも大きなトピック。
なお、このB21は「プレミエB21クロノグラフ・トゥールビヨン」に搭載されて人気を博したもので、ブライトリングは今後これを強く押し出してゆくことになりそうですね。
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そしてまず「TOP TIME B21 SHELBY COBRA(SB21251A1C1X1 / 649万円)がこちら。
ケース素材にはセラミックを採用して直径は44ミリ、ネイビーのダイヤルにネイビーのレザーストラップを持っています。
ストラップ裏面はイエロー、そしてストラップには穴開き加工が施され、強くモータースポーツを意識していることがわかります(軽量化や汗による滑り止めを考慮し、当時レーシングドライバーが着用する腕時計にはこういった穴あきストラップが採用されることが多かった)。
ケースバックにはスケルトンを採用し、全モデル共通の仕様です。
そしてこちらは「TOP TIME B21 CHEVROLET CORVETTE(SB21252A1Q1X1 / 649万円)。
文字盤のデザインは共通で、「スクイクル」(完全に正方形ではなく、完全に円形でもない)サブダイヤルを持つことが特徴ですが、このコルベットバージョンの文字盤に採用されるのは「ウォールナット」(クラシックカーのステアリングホイールを連想させる)。
ケースはセラミック、ストラップはブラウンレザー。
最後の1本、「TOP TIME B21 FORD MUSTANG(NB21251A1L1X1 / 649万円)」のケースはシリーズ唯一のブロンズ(それでもセラミックケースと価格は同じ)。
ブロンズケースということで(5円玉や10円玉のように)経年変化による”味”が出てくることを楽しめる一本でもありますね。
インデックスや針、ブリッジなどに使用されるのはおそらくゴールド(ここにブロンズを使用すると経年による変化が発生したときの見栄えが悪い。スペックシートには素材は記されていないようだ)。
ダイヤルとストラップとのカラーが異なる唯一のモデルでもあり、クラシックな雰囲気がぞんぶんに味わえる一本です。
ブライトリング「トップタイム」とは?
ブライトリングは新しい経営体制(CVCキャピタルパートナーズ)となった後にその方向性を一新し、かつての人気モデルであったトップタイムを2020年に復活させたり、様々なブランドとのコラボレーションを強化したりしていますが、そのトップタイムについては以下のようにコメントしています。
1960年代は、実験、楽しさ、自由、そしてエネルギーに満ちた10年でした。 オートバイでクルージングするときも、スポーツカーのエンジンを回転させるときも、全速力で生活するのが日常でした。 ウィリー・ブライトリングはこのペースの変化を感じ、時代の勢いを捉える型破りなクロノグラフのデザインに着手しました。 彼はそれをトップタイムと呼んだのです。
トップタイムについてはこれまでにも様々なブランドとのコラボレーションモデルが発表されており、代表的なのはデウス・エクス・マキナとのダブルネームで、ぼくにとっても「いつかは買わねばならない」とも考えているシリーズなのですが、ただ、タグ・ホイヤー・モナコ等と同じで、いざ買おうと思うと、ついつい他の腕時計を買ってしまうため、なかなか手元に揃うことがないという”(ぼくにとっての)幻のシリーズ”でもあります。
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参照:Breitling