ドバイ警察が「ロボット・ポリスカー」を導入する、と発表。
実際の導入はまだ先になるようですが、自動運転にて路上をパトロールし、異常を発見するようですね。
ドバイは「空飛ぶタクシー」の実用化についても他国に先駆けて取り組んでおり、ほかには「100年後に火星に植民地をつくる」とも発表。
なにかとテクノロジー追求型の都市と言えます。
上の画像のように、路上をパトロールしているロボットポリスカーが問題を発見すると、こんな感じで(下の画像の)センターに通知。
なおドバイでは公共の場での飲酒や異性同士のキス、手をつなぐことも犯罪とされていますが、そういったことまで監視するのかどうかは不明です。
加えてこのロボットカーはドローンも内蔵しており、必要な際にはドローンを発進させて犯罪を監視する、というのにはちょっと驚き。
なお今年5月にもドバイ警察は「ロボコップ」を採用したと発表しており、これは身長170センチ、体重100キロの「巨大ペッパー」のようなもの。
イベント会場や空港などの公共施設に配備するようで(すでに配備は開始されている)、胸の液晶パネルに地図などを表示可能。
数か国語を認識し、観光客にも対応できるとしています。
そのほか駐車違反の取締も重要な業務で、駐車違反車は直接このロボット警官に罰金を払えるようですね。
なお、このロボコップに搭載されるカメラの映像もリアルタイムで警察に送信されるようで、これによって相当に治安は良くなりそうです(もともとドバイはかなり治安が良い方ではありますが)。
なお、さらにドバイ警察は「身長3メートル、時速80キロで走れる」ロボットを投入するとしており、これは犯罪者逮捕など危険な任務に従事する模様。
このロボットは自立型ではなく、内部に人間が乗り込んで操作を行うとしており、パワードスーツのようなものかもしれませんね。
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ドバイ警察が安全運転をしたドライバーを表彰。純金製のミニカー(大きい)を授与
ドバイ警察がドバイの住人を対象に「安全運転」を行なったドライバーを表彰。
これはドバイ警察独自の「ホワイトポイントシステム」によって評価するもので、毎年一回、2000もの賞を一気に授与。
式典は高級リゾート地にて警察上層部や高級官僚を招いて行われた、とのこと。
最も安全な運転をしたドライバーはBilal Atiq BilalさんとSara Juma Rabee Khwaidemさんで、それぞれ純金製のモデルカー(マクラーレンP1に似ている。結構大きい)が授与されています。
ドバイ警察によると、この「ホワイトポイントシステム」は安全運転を広めるのに役立っており、2020年までには死亡事故ゼロを目指す、とのこと。
システム自体はどんなものかわかりませんが、街中のいたるところにある監視カメラ情報を基にしていると思われ、「走行距離に比較して」安全な運転をした人に高いポイントがつくのだと思われます。
なおドバイの死亡原因の上位には「無謀運転」がランクインしていたと思いますが、それは砂漠やサーキットで無茶をする人たちのことで、一般の道路における死亡事故とはまた別かもしれません(一般道では極めて運転のマナーが良い。一方で砂漠やサーキットでは結構ハジけており、”こんなことしてたらそのうち死ぬだろうな”という連中が大量にいたのが印象的)。
なお街中(一般道)でも思いっきり暴走する連中がいることはいて、そういった人々は捕まって車を没収されても意に介さないようなレベルのお金持ちのようですね。