ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art, New York)にオリジナルのフィアット500(チンクチェント)が永久保存されることになった模様。
フィアット500は1957年から1968年にかけて400万台以上が製造された、国民車とも言える車。
今年はその60周年にあたり、本国イタリアはもちろん、各国のインポーターも記念限定モデルを発売しているようです。
なおイタリアでは排ガス規制によってオリジナルのフィアット500を維持したり乗ることが難しくなっており、しかし「排気量1,000cc未満で25年以上経っている自動車」対して下記の優遇を行う、通称「フィアット500保護法が成立した」と報じられています(具体的にフィアット500を名指しで保護する法案ではないものの、そうとしか取れない内容でもある)。
・自動車税の免除
・車検期間を2年から4年に延長
・自動車通行規制区域内への乗り入れ許可
自動車としては(MOMAに保存されるのは)極めて異例だと思いますが、自動車史の一部を築いた車として評価されたのは喜ばしいことですね。
フィアット500が今度は欧州市場向けに「60周年記念」モデル発売。日本にも入ってくる?
Evoマガジンの創立者、Harry Metcalfe氏が1971年モデルのフィアット500について解説。
フィアット500は有名な車ではありますがその実態が広く知られることはなく、一般には「ルパン三世の乗る車」程度の認識(ぼくも同じ)。
そこでこのオッサンが「よっしゃオレに任せとけ」とばかりにフィアット500について解説してくれていますが、その独特の操作方法、持ち上げられるほどの軽さ。異常な室内の狭さなどいろいろと衝撃的。
なおエンジンは500CC、17馬力とのこと。
前も後ろも持ち上げられる!
狭い!