| ケン・ブロックがハイパーカー顔負けのトラックを2年かけて製作 |
ケン・ブロックが新しいドリフトマシン、「Hoonitruck」を公開。
1977年製のフォードF-150をベースとしており、これにフォード製の3.5リッターV6ツインターボ、つまりフォードGTのエンジンをスワップ。
しかもこのエンジンはロードバージョンのフォードGTからではなく、レース用のフォードGTから移植されたもので、そのため出力は914馬力と「ハイパーカー並み」となっています。
トランスミッションは6速マニュアル、駆動方式は4WDだとされ、まさに驚愕のパフォーマンスを発揮しそうですね。
基本的にワンオフのオリジナルカー
なお、外観こそF-150「風」ですが、その骨格やボディパネルは新しく作り直され、ボディパネルに至っては「航空機グレードのアルミを使用したワンオフ」。
さらにリアウイングは「NASCAR キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ」に出場するレーシングカーから拝借したものだそう。
ケン・ブロックはこんな人
ケン・ブロックはドリフターとして有名ですが、もともとスケートボードなどエクストリームスポーツ出身の人。
スニーカーブランド「DCシューズ」設立者としても知られますが、GoPro設立者、そして「アーバン・アウトロー」として知られるポルシェカスタムのカスタムビルダー、マグナス・ウォーカーのように「好きなことをしていたらその道の一流になっていた」パターンでもあります。
自身が立ち上げたDCシューズがクイックシルバーに買収されたことで資金を手にしてラリー競技をはじめますが、その後メキメキと頭角を表して一気にその存在を知られることに。
その後はラリーへの参戦に加えて過激なドリフト動画「ジムカーナ」シリーズを公開しており、こちらのほうが有名かもしれませんね。
なお、アパレルブランド「HOONIGAN(フーニガン)」を立ち上げており、こちらもまたよく知られるところです。
トヨタやフォードとの関係が深いことでも知られますが(とくにトヨタではF1のテストを行うという話もあった)、過去にはスバル・インプレッサWRX STIを駆ったことも。
これは2009年にドライブしたもので、エンジンは566馬力。
その後はフォード車に乗ることが多くなり、とくにフィエスタ、エスコートが有名。
その後は70-80年代のフォード車(エスコートやマスタング、RS200など)を改造して乗ることが多くなり、今回のF-150もその流れのひとつだと言えそう。