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トヨタが最新世代の自動運転車「P4」発表。デザインに自信を見せるも「どうしても自動運転車は格好良くならない」と思う

やはり自動運転車は自動運転車専用にデザインされるべきである

トヨタ(Toyota research Institute, Inc.=TRI)がラスベガスにて公開する新型自動運転実験車、TRI-P4を発表。

これは現行世代のレクサスLSをベースとしたもので、2つの異なる性格を持つ自動運転システムを持つことが特徴です。
まずひとつめは「ガーディアン」で、これはトヨタいわく” 高度安全運転支援システム ”。

支援と名のつくことで分かる通り、このシステムはドライバーに変わるものではなくドライバーをアシストすることを前提としているようですね。

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もう一方の「ショーファー」は完全自動運転システムに分類され、これは「ガーディアン」とは逆にドライバーに代わる運転システム。
” 全ての、もしくは限られた運転環境においてドライバー不在での自動運転 ”を目指している、と発表されています。

さらに「賢く」なったP4実験車

トヨタによると、今回のP4実験車は自動運転下において「俊敏でスムーズな動きになった」とのこと。
これはレクサスLSの基本性能の高さによるところも大きいようですね。

P4で追加された装備としては「サイドカメラ」。
これによって両サイドの視認性が高まった、としています。

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さらに画像センサーも前後に追加。

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これまで使用されてきたLIDARシステムは基本的にそのまま使用されているものの、デザインはレクサスLSのにフィットするように手直し済み。

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なぜ自動運転車は格好悪いのか

なお、ぼくがいつも思うのは「自動運転車はいまひとつ格好良くない」ということ。
これは前方や側面を確認するためのカメラやセンサーの取り付けが必要で、かつそれらは「出っ張った」位置であればあるほど良いため「不細工」になってしまうのだと思います(とくにルーフのカメラは高い位置に設置せざるを得ない)。

もちろん、既存のクルマにこういった実験用のシステムを取り付けられているので「デザイン的には違和感が生じる」のはやむを得ないとは思うものの、それにしてもデザインがイマイチすぎ。

こういった「自動運転車」は裕福な人々が購入する乗りものだと思いますが、レーダーやカメラが出っ張った状態ではとうてい「そういった人々の」美意識を満足させることは出来ず、かつクルマとして見たときにも重心や空力的に「悪化」することになり、どうしてもメリットが感じられないわけですね。

加えて自動運転は限られた環境でしか実現が難しいとも考えていて、ドローンのように「皆が夢を描いていたのに、現実が追いつかなかった」ことで一気に各社が手を引いてゆく技術なんじゃないかとも考えています(とくにトヨタはエレクトリックよりも自動運転を重視しており、ほか自動車メーカーとは大きくスタンスが異なる)。

ちなみに、この「P4」のデザインについて、トヨタのコメントは下記の通り。

「私たちは、自動運転用のパーツを新型LSのデザインと一体化させるというアプローチでデザインに取り組みました。その結果、SFのなかのグラフィックデザインに少しヒントを得たような、流れるような表面と、独立感あるデザインにまとまりました。」

VIA:TOYOTA

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