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トヨタが人気のミニバン「アルファード/ヴェルファイア」ほか、ノア、ヴォクシー、エスクァイア、カムリやプリウスにリコール届け出。シートベルトやメーター表示不具合にて

2019/12/12

| そこまで深刻な問題ではなさそうだ |

トヨタが人気のミニバン、「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」、さらには「カムリ」「プリウス」といった主力車種にリコールを届け出。
ただし車種の多さの割には(幸いなことに)対象台数が少なく、かつ走行性能に直接起因するわけではない内容となっています。
内容としては「シートベルト」「メーター表示」といったものとなりますが、ここでその内容を見てみましょう。

シートベルトがロックしない場合も

まずは「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」 「トヨタコースター」ほか11車種に出されたリコール。
内容としては下記の通りで、対策としては「全車両、対象となる後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当する場合は座席 ベルトを良品と交換する」。
もし問題があればベルト巻取りユニットまるごとの交換となるので、内装を外したり、とけっこう大掛かりな補修となりそうです。

後部座席ベルトにおいて、組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクタロック機構部のスプリングが屈曲して組付けられたものがある。そのため、当該 スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがある。

国土交通省

問題の可能性がある車両の製造期間は令和元年8月19日~令和元年9月12日、対象となるのは7,790台。
実際に報告された不具合件数は0件、事故もゼロ。
問題が発見されたのは「社内からの情報による」とのことですが、これはトヨタのリコールにおいて比較的多い動機。
どういったことかというと、トヨタは、発売後にもその車種の品質を定期的に確認していて、そこで問題が見つかるということなのだと思われ、トヨタ社内での品質管理体制がしっかりしている、と考えて良さそうです。

プリウスはメーター表示に問題

そしてもう一件はプリウスのみに起因するもので、メーター上に表示されるスピードなどの情報に問題が生じるもの。
物理的な問題がありプログラム修正では対応できず、対策としては「全車両、メータ基板の素子の製造番号を点検し、該当する場合はメータ基板を 良品と交換する」。
問題の内容としては下記のとおりです。

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コンビネーションメータにおいて、メータ基板を構成する素子の生産設備の管 理が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがある。そのため、使 用過程で素子内部の回路が短絡し、速度計や走行距離計等が表示されなくなるおそれがある。

国土交通省

対象となるプリウスの製造期間は令和元年7月9日~令和元年7月31日、台数は7,087台。
不具合件数は15件、これに起因する事故は「無し」となっています。
なお、発見の理由は「市場からの情報による」。
上の例とは逆に、トヨタ社内では問題を見つけることができず、消費者の乗るクルマに発生した事例を通じて不具合を知った、ということになりますね。

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