| シューティングブレークはもしかするとF-Typeにとってのチャンスかもしれない |
ジャガーはつい最近フェイスリフト版となるF-Typeを発表したばかり。
そこでさっそくレンダリングアーティストが活躍し、「シューティングブレーク」「プロジェクト7」「ベースグレード」のCGを公開しています。
まずは「ジャガーF-Typeシューティングブレーク」ですが、正直「これはけっこうイケてるんじゃないか・・・」という印象。
ジャガーはこれまでにもセダンをワゴン化したモデルを発売したことがあるものの、おそらく「スポーツカーのワゴンボディ」を発売したことがないんじゃないかと記憶しています。
なお、日本や北米での「ワゴン」とは異なって、英国における「シューティングブレーク」は比較的上流階級っぽいイメージもあり、というのも「貴族が(スポーツとしての)狩りに使用してきた」という歴史的背景があるため(現在はSUVにとってかわられていますが)。
よって貴族ご用達ブランドでもあるアストンマーティンは「V8スポーツマン」なるスポーツワゴンを少量ながら発売したこともあるほどです(”スポーツマン”もまた、狩りを楽しむ人を表している)。※ヴァンキッシュ・ザガートシリーズにもシューティングブレークが存在
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ちなみに現在ジャガーF-Typeは販売状況が芳しくないと言われますが(Fタイプだけではなく、BMW Z4やアウディTTなど、スポーツクーペは瀕死の状態)、「ジャガー」という貴族的イメージを活かし、このレンダリングのようなシューティングブレークを発売し、ルーフはグラストップ、しかも内装をゴージャスに仕上げれば他ブランドに大きく差をつけることができるかもしれませんね。
ほかにはこんなレンダリングも
そしてこちらは「ベースグレード」。
もはやこういったクルマを見ることは少なくなりましたが、昔は「カローラ」など普及価格帯のクルマには商用グレードが用意されていて、そういったクルマは前後バンパーが樹脂むき出しの真っ黒だったり、ドアミラーも同じく無塗装、ホイールは「スチール(鉄チン)」というのが”お約束”。
そしてそういったモデルの存在は海外でも同じと見え、よって新型車が登場する都度、こういった”もしベースモデルが存在したなら”というレンダリングが登場するわけですね。
なお、過去にはマクラーレン、フェラーリ、ランボルギーニ、パガーニ、メルセデスAMGにこういった「ベースグレード」風の変更を加えたレンダリングが多数公開されています。
一方こちらは「ジャガーF-Type プロジェクト7」。
実際にジャガーは「プロジェクト」と題した少量限定シリーズを設定していて、これまでにはF-Typeに「プロジェクト7」、XEに「プロジェクト8」を設定しています。
ジャガーは新型F-Typeにも「プロジェクト」バージョンを設定する可能性が高そうですが、それが先代を引き継ぎ「プロジェクト7」となるのか、それとも「連番」ということで「「プロジェクト9」となるのかは不明。
なお、下の画像はフェイスリフト前のF-Typeに設定された、ジャガーF-Type”プロジェクト7”。
VIA: X-Tomi Design