| レクサスとBMWはとにかく”グリル巨大化”路線を歩み続ける |
レクサスは2018年に「究極のラグジュアリー」を標榜するSUV、LF-1リミットレス・コンセプトを発表していますが、この市販モデルが「LQ」としてついに登場する(つまり発売される)、という報道。
ポジショニングとしてはもちろんLXの上となり、プラットフォームやコンポーネントについてはLSと多くを共有するというウワサです。
これがレクサスの未来となりうるか
LF-1リミットレス・コンセプトは、トヨタがカリフォルニアに持つデザインスタジオ「CALTY」によってデザインされたもので、「レクサスの未来=LEXUS FUTURE=LF」を表すコンセプトカー。
LSがセダンにおけるフラッグシップならば、LF-1はSUVにおけるフラッグシップをイメージしたもので、セダンのパフォーマンスや優れた部分を何一つ損なわずに「SUVへとトランスフォームさせた」としています。
なお、スピンドルグリルが大きくなり始めたのもこの頃であり、レクサスはこのFF-1について、発表時には「顧客の反応が楽しみだ」とデザインに自信を見せていたものの、実際に発表されるとあまり反応はよくなかったと見え、逆に全米ディーラー網から「顧客がそのデザインについてゆけない」という意見が出てきたほど。
そしてこのLF-1の市販モデルについて、その名称は「LQ」となる可能性が大。
すでにこのLQについてはレクサスが商標登録を行なったと報じられており、今回の報道とも内容が合致する部分ですね。
LQには「F」モデルも追加?
このLQについては「F」バージョンが追加されるとも言われており(F Sportではなく「LQ F」)、そしてこのLQ Fに搭載されるのは新開発のV8ツインターボ、出力は600馬力に達するとも。
ベースモデルにはV6ツインターボ(416馬力)が搭載されると言われますが、価格についてはボトムで870万円ほど、上位モデルでは1100万円程度とも予想され、当然ながらかなり高価なクルマということになりますね。
なお、LQ Fはこの「さらに上」の価格帯に位置することになり、メルセデスAMG GLS63やアウディRS Q8と同等の価格帯になるという話もあるようです。
ちなみに少し前には「レクサスがスーパーSUVを計画中」という話があって、これもやはり今回のウワサとこれまでのウワサとが合致するところ。
発売予定は2022年
残念なのはLQの登場時期は2022年だと言われていることで、なんらかのアナウンスがなされるにはあと1〜2年ほどは待つ必要がある、ということ。
ただ、レクサスはここから多数のニューモデルを計画していて、最近開催されたディーラーミーティングにて発表された内容だと、新型ISが2021年に、そして待望のLC Fが2022年、同じ2022年には新型LXが発表予定。
GSは廃止されてトヨタ・ミライのレクサス版へと置き換えられ、新型RXは2023年、新型NXもそれに近い時期に発表される、と言われています。
トヨタ/レクサスが北米でディーラー会議を実施。新型”GR”86は2021年登場、レクサスLC Fは2022年に発表とのリーク
VIA: Car and Driver