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アウディが「レベル3の自動運転は無理だとわかった」として改良版A8への搭載を見送る。空飛ぶクルマに続き、次々新技術を諦めることに

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| 自動車メーカーの技術者であれば、最初から「無理だ」とわかりそうなものだが |

audi-a8

アウディは比較的自動運転に熱心なメーカーでもありますが、どうやら自動運転を「諦める」との報道。

これによると、来年に予定されているアウディのフラッグシップ、A8のフェイスリフト(マイナーチェンジ)において実装するはずだったレベル3の自動運転を”搭載しない”ことに決めた、とのこと。

これがすなわち「今後に渡り自動運転を諦める」ことに直結するわけではないものの、「予想していたより難しい」ということが大きな壁として目の前に立ちはだかることになったのは間違いなさそう。

自動運転は「自動車業界の未来」と見られていたが

自動運転は数年前から大きな注目を集めていて、テスラはじめ多くの自動車メーカーがこれに取り組んでいて、少し前のコンセプトカーはどれも「自動運転」。

さらにアーティストたちが発表するレンダリングも自動運転をモチーフにしたものばかりであったものの、その後各自動車メーカーが自動運転に対する温度感をぐっと緩めてしまったため、これとシンクロし一気に盛り下がってしまうことに。

こういったトレンドの変化については「やってみたけど無理だった」という現実があのだと思われ、しかしぼくのような素人から見ても「自動運転が実現できると考えたほうが不思議」。

世界中の交通環境や道路事情は全く異なり、そういった状況の中で自動運転など実現できるはずもなく、しかし自動車メーカーは「自動運転が実用化できれば他社に先んじることができ、車が売れるようになる」という夢を見てしまい、消費者が求めもしない技術に飛びついてしまったのかも。

Audi-AI-ME-CES-08

なお、自動運転「レベル3」とは下記のように定められています。

レベル3
加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う。
なお事故時の責任はドライバー。

トヨタ「自動運転は将来、重要な核技術になる。だが、いかなる技術、いかなるメーカーでもそれを実現できそうにないのが問題だ」

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そのほかにも「これぞ未来と見られていたが、消え去りそう」な技術も

自動運転の他にも業界が「未来」と思ったのにそうではなかった例もあり、その筆頭は「ドローン」。

ドローンで宅配を行ったり、自動車に搭載し、そこから発進させ「道路の先」を確認するといった用途を想定したメーカーも多く(その頃のコンセプトカーはだいたいドローンとセットだった)、しかしこれも規制や技術の限界によって「ほぼ無くなりそう」。

これもよくよく考えると、宅配に使用した場合にはドローンごと盗まれたり電波ジャックにあったり雨の日や風の日は飛ばせなかったり、そもそも荷物は誰がセットし、受け取る時はどうするのかという課題も。

これらは容易に想定することができる懸案ばかりですが、こういった問題を先送りにしたというのがドローン宅配の失敗要因と言えそう。

Pop.Up-Next-13

そのほかの失敗例はもちろん「空飛ぶクルマ」。

こちらもアウディが「無理だった」として撤退を発表していますが、これも天候に左右されたり、そもそも一人くらいしか乗れないので「乗車料金」が異常に高くなり、家族で移動しようと考えると「いったい何機をチャーターする必要があるのか」という問題があったり、そもそも都市部の移動を考えたものであるのに墜落の可能性を排除できないという不完全な乗り物でもあるわけですね。

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ただ、自動車メーカーがこういった「新技術」に入れ込むのは、もしかすると「上の方の偉い人に言われたから」仕方なく現場の技術者が取り組んでいるだけだとも考えられ、現場はそもそも「無理に決まってるやん・・・」という感覚なのかもしれません。

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VIA:Autonews Europe

 

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管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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