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MAZDA3に30万円も割安な1.5Lモデルが登場!その価格222万なるもカローラの「193万円」にはまだ遠い。やはりマツダは高かった?

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| マツダの志は理解できるが、消費者がなかなかついてこない |

さて、マツダはつい先日、「CX-3のベーシックグレードとして1.5リッターモデル」を追加しましたが、今回はMAZDA 3 セダンにも1.5リッターモデルを追加。

価格はこれまでのベースグレードである20S Proactiveの2,515,741円に対し、15Sで2,221,389円と30万円近く引き下げており(10%以上)、相当な割安感があるという印象。

既存ラインアップに価格変更はない

なお、見たところこれまでのラインアップ(SKYACTIV-G 2.0、SKYACTIV-X、SKYACTIV-D 1.8)に価格の変更はなく、SKYACTIC-G 2.0は2,515,741円~2,934,555円、SKYACTIV-D 1.8は2,790,741円~3,209,555円、SKYACTIV-Xは3,198,148円~3,616,963円というラインアップ。

この1.5リッターモデル追加の理由についてはいくつかあると思いますが、もしこれが欧州市場に投入されるのであれば「CO2排出総量引き下げ」が主目的かもしれません。

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欧州では「メーカーあたりのCO2排出量(一台あたりの平均値)が決められていて、これをオーバーすると巨額の罰金を支払う必要があり、よって各社とも「ハイパワーなクルマ(CO2排出量が多い)をラインアップしてファンの期待に応えたいものの、そのためにはアンダーパワー(CO2排出量が少ない)なクルマ、ハイブリッドやEVも売ってCO2総排出量平均を下げねばならない」という矛盾を抱えており、よってメルセデス・ベンツやBMW、アウディといったプレミアムカーも小型車やEVを作らざるを得ない、という側面も(もちろんお金を稼ぐというビジネス的側面も強い)。

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ただ、現在のところ(CO2排出量規制により、投入の必要性が高いはずの)マツダUKのサイトを見るに、MAZDA 3の1.5リッターモデルは投入されておらず、しかし日本において先に発売されたというところを見るに、このマツダ3セダン”1.5リッター”投入の目的は「販売テコ入れ」だと考えて良さそう。

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つまりは今まで高すぎて売れなかった(マツダ6セダンとの価格差が377,259円しかなかった)マツダ3セダンの価格を引き下げて販売を加速させるということになりそうですが、これまでMAZDA3ファストバックでは1.5リッターが投入されていたのに、なぜMAZDA3セダンにはそれがなかったのかちょっとナゾ。

ただ、1.5リッターモデルがMAZDA3やCX-3に拡充されることで、一気にマツダのコンパクトモデルにおける平均価格帯が下がったということになり、おそらくは「2リッターモデルよりも1.5リッターモデルが売れることで」マツダの利益を圧迫することになると思われ(販売価格の下げ幅ほど製造原価は下がっていないと思われる)、かつボトム価格引き下げによって車格やイメージに多少なりとも影響を与えるはずですが、それでもマツダは「1.5リッターを追加せざるを得なかった」のだと考えられ、禁断の果実に手を出したとも言えそうです。

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それでもライバルはまだまだ多い

今回の1.5リッター投入によって相当な割安感が出たMAZDA3セダンですが、それでもまだまだライバルは多く、コンパクトクラスのセダンだとトヨタ・アリオン(193.3万円~)/カローラ(193.6万円~)、ホンダ・グレイス(180.2万円~)が存在し、この中でマツダ3セダンがどう存在感を発揮するのかは要注目。

ちなみに日産ティアナは261.1万円~というプライシングですが、MAZDA3の2リッターモデル(2,515,741円)とほぼ価格が変わらないというのにも驚きです(たしかに、この値付けだとMAZDA3が売れないだろう、と思わせる)。※ホンダ・シビック・セダンは276.1万円~

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マツダは「プレミアム」を標榜し、高品質な車作り、そしてそれに見合ったプライシングを行うことを掲げていますが、正直なところなかなか消費者には理解されづらいのもまた事実。

今回はその「プレミアム戦略」とは逆の形を取ることとなってしまいましたが、これがマツダの「現状」を表しているのかもしれません。

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マツダのデザイン力は認めざるを得ない

マツダのデザインはたしかに素晴らしく、街なかでみかけると「はっとするほど」美しいと感じることも。

加えて、微妙な「面による表情の変化」を演出しているため、走っていたり、曲がるところを見ても、角度によりその印象が変わることになり、見ていて飽きない、そしてなんとも魅力的なクルマだと思います。

ただ、やはりどうしても割高(お金をかけているのは理解できる)に感じられるところもあって、それが消費者に伝わらないという現実があり、であればもうプレミアム路線はやめてしまい、今のデザインのままコストダウンし、そのぶん安く売ればいいんじゃないかと思うことも(すごく売れると思う)。

ただ、マツダはそういった現状も理解した上で、「歯を食いしばってプレミアム路線を歩まねばならない」と考えているようですね。

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参照:MAZDA

 

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