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MAZDA3にターボエンジン搭載のウワサ!”信頼できるマツダ関係筋”が「間もなく発表される」と語る

2020/06/04

| ただし日本仕様はどうなるかわからない |

マツダ3に「ガソリンターボエンジン」搭載モデルが登場、との報道。

現在、マツダ3のガソリンエンジン車は1.5リッターNA、2リッターNA、2リッター+スーパーチャージャー(SKYACTIV-X)という構成ですが、Jalopnikによると「信頼できる筋」から得た情報として、セダン/ハッチバックともに、そして4WDモデルのみを対象にターボエンジン搭載モデルが追加される、と紹介しています。

なお、現時点ではエンジンの排気量は不明ではあるものの、「ごくごく近いうちに」発表される予定だといい、Jalopnikの入手した資料の一部には「MAZDA3 HB PP TURBO」の文字があることから、HBはハッチバック、PPは「パフォーマンスパッケージ」を表すのではないかとも推測しているようですね。※現在、北米のマツダ3には「プレミアムパッケージ」「プリファード・パッケージ」が存在

マツダはなんとしてもMAZDA3をヒットさせねばならない

なお、MAZDA3は「マツダ渾身の次世代商品」ではあるものの、今ひとつヒットには結びつかず。

開発コストを吸収し、マツダに利益をもたらすにはもっと売れてもらわないとならないわけですが、売れていない理由としては「いいクルマなのに、それが理解されていない」ということがありそうです。

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マツダはかねてより「プレミアム」を標榜し、質の高いクルマを開発してきたものの、そのためMAZDA3(とくにSKYACTIV-X搭載車)は先代に比較して高価になってしまい、思うように売れていないという現実があるようです。

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そこでマツダはMAZDA3セダンに1.5リッターモデルを追加するなど「買いやすい」モデルを追加することとなっていて、しかし多くの消費者が求めるのは「質」よりも、わかりやすい「加速」なのかも。

実際にマツダ3のパワー不足はかねてより指摘されていて、さらにパワー不足はマツダ車全体の「問題」だとも言われ、この問題を解決するために欧州や北米仕様のロードスターには2リッターエンジンを搭載したり、同様にMAZDA3にも2.5リッターエンジンを搭載しているわけですが、今回の「ターボエンジン」のウワサが本当であれば、これはマツダが”根本的な問題”を解決するためのソリューションなのかもしれません。

加えて、マツダの(現行)2リッターガソリンエンジン(SKYACTIV-G)は今後の欧州にて導入される規制に適合しない可能性が高く、しかしSKYACTIV-Xが高価すぎて売れないということを鑑み、現行エンジンの代替として、そしてSKYACTIV-Xの補完として登場する可能性も。

そして期待されるのは「ロードスターにもターボ」ということですが、残念ながら今回Jalopnikが入手した情報には含まれていないようですね。

現在のところこのエンジンの形式・排気量・出力がわからず、「環境規制クリアのための小排気量ターボ」なのか「出力と環境性能をバランスさせる2リッター(もしくはそれ以上)ターボなのか」はまったくわからないものの、やはり話題性、ひいては起爆剤としての効果を考えると、「パフォーマンス重視」であってほしいと思うところです(それでも、ターボ化によって、現行の2リッターガソリンエンジンよりは高い環境性能を持つと思われる)。

CX-5、CX-9、MAZDA6には「カーボンエディション」も

そのほかの(北米仕様に関する)情報・変更としては、この「ターボエンジン搭載MAZDA3」にも”アニバーサリーエディション”が設定されること(ホワイトのボディカラーにレッド内装だとされているので、100周年特別記念車のことだと思われる)、2リッターと2.5リッター(NA)版MAZDA3のシートがレザーからクロスへと変更されること(これによって価格を下げ、拡販を狙うものと思われる)。

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加えてCX-5とCX-9、MAZDA6には「カーボンエディション」が設定されるとも報道されており、こちらは文字通り内外装にカーボンが仕様されることになりそう。

この「カーボンエディション」追加を考慮するに、マツダは「スポーツ」を今後全面に押し出してくる可能性もありそうで、となるとやはりターボエンジンの追加についても期待がかかりますね。

参照:Jalopnik, MAZDA

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