| 日産マグナイトはスタイリング的に非常に魅力的だ |
さて、日産は少し前に「マグナイト・コンセプト」を発表していますが、その市販モデルを10月21日に発表するとし、あわせてティーザー動画も公開しています。
このマグナイトは「価格訴求型(つまり安価な)」SUVとして当初ダットサンブランドから発売することを想定していたものの、ダットサンブランドの廃止が決まったために急遽「日産ブランドから」発売されることに。
なお、マグナイトは日産特有の「Vモーショングリルを持っていませんが、その理由としては”ダットサンブランドから日産ブランドへのスイッチ”」という背景があったのかもしれませんね。
マグナイトは日本でデザイン、設計、テストが行われる
そして今回、このマグナイトについて、日産モーター・インディアによれば「マグナイトは、インド市場のユーザーを想定し、日本において特別にデザイン、設計」されたとし、栃木県にあるテスト施設にて試験走行を行う様子も披露しています。
ちなみにインドでは「全長4メートルを超えると税金が高くなる」という事情もあり、マグナイトの全長は「4メートル以下」と非常にコンパクト。
ただし競争力を高めるために「プレミアム感あふれる」デザインそしてテクノロジーを採用しており、とくにインテリアにおいてはライバルを圧倒する装備(インフォテイメントシステムなど)を持つ、とされています。
採用されるプラットフォームはルノーとの共有となるCMF-A、そしてエンジンは1リッター3気筒(72HPと95HP)、トランスミッションはエンジンによってマニュアルそしてAMT(オートメーテッドMT)もしくはCVTが組み合わせられるようですね。
現時点では日本市場への導入はアナウンスされていませんが(インド市場では2021年はじめから納車が始まる)、日本市場ではトヨタ・ライズが非常に好調な販売を収めており、日産としてはそこを”狙いに行く”可能性がないともいえない、と考えています。
参照:NissanIndia
フォルクスワーゲンはアメリカ向けに新型SUV「TAOS(タオス)」を投入
そしてフォルクスワーゲンは北米/南米市場向けとして新型SUV、タオスを発表。
なお、同じ名前を持つものの北米向けと南米向けではちょっとだけ仕様が異なり、前者はメキシコ、後者はアルゼンチンにて生産されるようですね。
スペックや価格については公開されておらず、しかし画像を見る限りではコンパクト~ミッドサイズSUVという印象で、ダイナミックなデザインを持つことから若者向け、そして生産地からすると価格を抑えたモデルとなりそうです。
現在北米市場向けのSUVとしては「ティグアン」「アトラス・クロスパスポート」「アトラス」の3種類のみで、T-ROCやT-CROSSといったコンパクト、そしてトゥアレグが存在しないのはちょっと意外。
コンパクトSUVはおそらくアメリカには「小さすぎ」、トゥアレグは「VWにしては高価」ということで市場にマッチしていないのかもしれません。
このタオスについて、ポジション的にはティグアンの下、そしてコストパフォーマンスの高い実用派SUVといったところなんじゃないかと考えています(その意味では、トヨタRAV4やスバル・フォレスターと競合するかもしれない)。