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1977年の登場以来モデルチェンジをしていない「走る化石」ラーダ・ニーヴァ。しかし今回、ついにフルモデルチェンジされることになったようだ

2021/01/15

モデルチェンジ版、ラーダ・ニーヴァ

| おそらくラーダ・ニーヴァは自動車業界における最長寿モデル |

あの「生きた化石」「走る化石」と言われるラーダ・ニーヴァ(LADA NIVA)。

1977年に発売された後、一度もモデルチェンジすることなく今まで販売されているという、おそらくは「世界で最も長寿なクルマ(メルセデス・ベンツGクラスは1979年登場)。

構造が簡素なので壊れにくく、また修理しやすいという特徴があり、そのため僻地においては今だに多くの愛用者がいる、とも言われます。

そのラーダ・ニーヴァですが、ついにモデルチェンジを迎えることとなったようで、これは一大事と言えるかもしれません。

ラーダ・ニーヴァはこんな車

なお、「ラーダ・ニーヴァ」の「ラーダ」はブランド名、「ニーヴァ」が車名。

ラーダ自体はロシアのアフトヴァース(AVTOVAZ)が製造していますが、このアフトヴァース(ロシア最大の自動車メーカーで、現地では20%のシェアを持つ)は現在ルノーが経営権を取得しています(よって、ルノーや日産のクルマも製造している)。

上述の通り、1977年以降モデルチェンジを行っておらず、しかしこれまでには何度かモデルチェンジを行っているものの、基本的なルックスは「昔のまま」。

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ルノーの新方針に従いラーダ・ニーヴァは新世代へ

そんなラーダ・ニーヴァですが、いきなり時計の針が動くこととなったのはルノーの掲げた新しい経営計画、「Renaulution」によるもの。※「ルノー」に「リノベーション」「レボリューション」「ルサレクション(復活)」をかけている

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これは主にグループ間におけるプラットフォームやパワートレーンを削減して経営を効率化しようという計画ですが、これに従い新型ラーダ・ニーヴァはCMF-Bプラットフォームを採用することになり、つまりダチア・ビッグスター、ルノー・キャプチャー/クリオ、そして日産ジューク/ノートとプラットフォームを共有するということになりますね。

なお、このルノーの計画に先立ってルノー=日産・三菱アライアンスは再建計画を発表しており、それぞれが抱えるブランドにおいても共通化を行なうことも発表済み(インフィニティの本社が香港から横浜へ移されたのも同じ理由だと思われる)。

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新型ラーダ・ニーヴァは現行ニーヴァの雰囲気を色濃く反映

なお、一番上の画像はルノーが「公式」として発表したイメージスケッチ。

これを見ると、現行ラーダ・ニーヴァ(下の画像)のイメージを色濃く残しており、ボクシーなスタイル、グリルと一体化したヘッドライト、その上の「眉毛」、そしてCピラー上の「3本の」スリットもしっかり再現。

ただし新型ラーダ・ニーヴァは「4ドア」構造を採用するようで(スケッチには後部ドアハンドルはなく、しかし明確なパネルの継ぎ目があるので後部ドアそのものは存在する)、ここは現行ラーダ・ニーヴァと異なるところでもありますね。

新型ラーダ・ニーヴァはおそらく日本で発売されることはないと思われ、しかし「欲しい」と考えるのはぼくだけではないかもしれません。

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