| 最近はクラシックモデルのデザインをフィーチャーしたホイールもチラホラ |
さて、ホイールのアフターマーケットパーツメーカーとして知られるHRE。
これまでにも様々なデザインのホイールをリリースしてきましたが、今回発売したのはなんとランボルギーニ・アヴェンタドール用の「ディッシュ」ホイール。
このディッシュホイールというのは1980〜1990年代にメルセデス・ベンツをはじめとする高級車向けのアフターマーケット用ホイールとして供給されることが多く、スポーツカーに装着される機会はこれまでに殆どなかったように記憶しています。
ロリンザー、AMG、カールソンもこのデザインを好んで用いており、AMGだと「モノブロック」デザインとして知られ、最近もヴァージル・アブローとのコラボレーションによって、モノブロックホイールを復活させていますね。
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一部レーシングカーでは「おなじみ」ではあったが
ただし空力の関係上、レーシングカーに装着されるケースは少なくはなく(カバーを装着する場合もあったので、モノブロックデザインとは意味合いが多少異なる)、今回HREが発売したホイールの名称が「935FMR」であることからもわかるとおり、かつてのポルシェ935がこれを装着していたことも知られています。
ランボルギーニ・アヴェンタドールがディッシュホイールを装着したらこうなった
そしてランボルギーニ・アヴェンタドールSVがディッシュホイールを装着した状態がこちら。
まるで「もしも系レンダリング」から抜け出してきたかのような印象もあり、つまりそれだけ「非現実的」といった感じです。
ランボルギーニのホイールというとリボルバーもしくはマルチホイール、そして近年だと軽量化のために極限までスポークが細く作られているものが多く、よってディッシュは相当に新鮮ですね。
なお、一部のホイールメーカーではフェラーリの「スター」、ランボルギーニの「リボルバー」をイメージした”ヴィンテージ調の”ホイールをリリースしていますが、今後はこういった「昔のデザインを現代風に再解釈した」ホイールが増えてくるのかもしれませんね。
ちゃんとセンターロックにも対応。
その構造を見るに、やはりかつての935のとおり、「メッシュホイールの上にカバーを取りつけた」状態をイメージしているのでしょうね。
こちらはリア。
フロントに比較するとリムが「深い」ことがわかります。
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