| 現在評価されている「マツダのデザイン」とは異なるが、これはこれでカッコいい |
さて、マツダが「BT-50サンダー」を発表。
このBT-50はマツダが主にオーストラリアにて販売しているピックアップトラックですが、これまでのBT-50は「前半分がマツダの美しい魂動デザイン、しかし後ろ半分は無骨なピックアップトラック」という、どう見ても違和感のあるシロモノだったと思います。
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マツダのデザインは本来、「エレガント、ミニマル、シンプル」だが
そもそもマツダの現在のデザインは「エレガントでシンプル」であることを重視しており、よって現行のSUVラインアップであるCX-30やCX-5、CX-8についても「泥臭さ」は一切なく、美しいスタイリングを持っているわけですね。
ただ、オーストラリアという土地柄なのか、販売台数を確保しようとするとどうしてもピックアップトラックがラインアップに必要となり、そこで導入されたのが「フランケンシュタイン的な」BT-50であったのですが、よくある「(フェラーリなど)スポーツカーをピックアップトラックにカスタムしてみた」的CGっぽさが拭えなかったのもまた事実。
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ただしBT-50サンダーはちょっとワケが違う
しかしながら、今回発売されたBN-50サンダーは完全にオフロード、かつエクストリームな方向性へとデザインをシフトさせており、マツダが本来持つクリーンなデザインをこの際、完全に無視してしまったところがナイス。
フロントにはスチール製ブルバー、そして2列LEDライトバーが装着され、もちろんバンパーそのものも専用品、そしてスキッドガードも。
サイドだとロックガード兼サイドステップが装着され、前後フェンダーにはリベット留めのオーバーフェンダー。
リアの荷台にはスポーツバー、そして電動ローラー式トノカバーも。
マツダによると、これらの追加装備は100万円以上に相当するとのことで、車両本体価格は日本円に換算すると約550万円~という設定です。
搭載されるエンジンは3リッター4気筒ターボディーゼル、出力は178PS、トランスミッションは6速マニュアルもしくは6速オートマティックが選択可能。
ボディカラーはアイスホワイト、トゥルーブラックマイカ、インゴットシルバーメタリック、コンクリートグレーマイカ、ガンブルーマイカ、ロックグレーマイカ、レッドボルケーノマイカが用意されているようですね。
なお、現地ではトヨタ・ハイラックス・ラギッドX、日産・ナヴァラ N-Trekウォリアー(両方とも、名前からすると相当にエクストリームっぽいな・・・)の対抗になると報じられています。
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