| 欧州では「コンパクトクロスオーバー」がもっともアツい |
さて、かねてよりウワサされていた「ベイビージープ」。
これはレネゲードの下に位置するエントリーモデルということになりますが、この登場がどうやら決定的に。
報道によると、このベイビージープのコードネームは「プロジェクト516」だとされ、シトロエン、DS、プジョー、オペル/ボクスホールが使用するCMPプラットフォームを使用してポーランドにある工場にて製造される、とのこと。
ガソリンエンジンのほか、ハイブリッド、ピュアエレクトリックも
そしてこのベイビージープについて、ひとまずはガソリンエンジン搭載モデルからスタートし、しかし2023年2月にはピュアエレクトリックモデル、2024年1月にはマイルドハイブリッドモデルが追加される、とも。
なお、このベイビージープは「ステランティス」グループのキモ入りプロジェクトだと思われ、同グループからは兄弟車として「プロジェクト364」と呼ばれるクルマがフィアットから登場するという話もある模様。
ちなみにフィアット版は「チェントヴェンティ・コンセプト」にインスパイアされたデザインを持つとも言われているようですね。
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ステランティスはコンパクトクロスオーバーに大きな期待を寄せる
なお、ステランティスはこの新型コンパクトクロスオーバーに大きな期待を寄せていると報じられ、ベイビージープでは11万台、フィアット版だと13万台の生産を予定しているといい、かなりなヒット作に育てようということなのかもしれません。
ただ、ちょっと奇妙なのは、アルファロメオから発売されると言われていた、このベイビージープとフィアット版コンパクトクロスオーバーの兄弟車「ブレネロ」の承認がまだ下りていないとされること。
ちなみにアルファロメオからはこのほかに「トナーレ」も発売される予定であったものの、こちらも社内での発売認可が遅れているといい、アルファロメオ内部では「なにか」が起きているのかもしれません。
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もしくは、これまでの「FCA(フィアット・クライスラー)」と「PSA(プジョー・シトロエン)」とが合併してステランティスとなったことに際し、グループ内で各ブランドの役割に再編が起き、アルファロメオは「これまでとは異なる」役回りを命じられることになるのかもしれません(プジョーが高級ブランドに移行するように)。
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参照:Automotive News Europe