| BMWは数々の「ブラック」な限定モデルを発売しているほか、ブラックにこだわったコンセプトカーも発売している |
通常ラインアップにマットブラックが含まれないだけに「新鮮」
さて、BMWは日本国内のみならず世界中で「ブラック」をテーマにした特別仕様車を発売していますが、今回は「ブラックヴァーミリオン」なる特別なX5が誕生しています。
大きな特徴としては、エクステリアにマットブラックのペイント、キドニーグリルにレッドのペイントを施したことですが、そのほかにも細かい変更点が採用されており、ここでその内容を見てみましょう。
BMW X5 ブラックヴァーミリオンはこんな仕様を持っている
まず、このBMW X5ブラックヴァーミリオンのボディカラーは上述のとおりマットブラック(フローズン・ブラック・メタリック)。
これはBMWのパーソナライゼーション部門「インディビデュアル」によってペイントされるもので、キドニーグリルのフレームは対象的なグロスブラックに。
さらにキドニーグリル内のルーバーはグロス仕上げのレッドが用いられ、これらが強烈なコントラストを作り出すこととなっています。
ホイールはマットグレー、そしてブレーキキャリパーがグロス仕上げのレッド。
アダプティブ・フルLEDヘッドライトが装備されるほか、Mスポーツパッケージ、アダプティブMサスペンション、Mスポーツエグゾーストといった装備も与えられ、特別感の強い仕上がりとなっています。
BMW X5 ブラックヴァーミリオンのインテリアはこうなっている
BMW X5 ブラックヴァーミリオンのインテリアは外装同様に特別な仕上げを持っており、ステアリング・ホイール・ヒーター、ヘッドアップ・ディスプレイ、リモート・エンジン・スタート、Harman Kardonオーディオ・システムなどを装備しているようですね。
シートにはステッチが入り、「編み込みレザー」を用いたパイピングも。
ルーフライナーはアルカンターラへと変更されています。
ギアセレクターは「スワロフスキー」。
ダッシュボードはレザー貼り、トリムはカーボンファイバー製。
センターコンソールには「Edition Black Vermilion」のロゴ入りです。
現在のところこのBMW X5ブラックヴァーミリオンを購入できるのは北米と欧州のみで、欧州仕様はX5 M50iがベース、欧州仕様だとxDrive40iがベースとなっている、とのこと。
そのためいくつかの装備には相違があるそうですが、「マットブラックにレッド」という組み合わせは変わらず、いずれも9月以降に生産が開始される、とアナウンスされています(今のところ日本での発売には言及されていない)。
上述の通り、BMWは「ブラック」をテーマにした特別仕様車を世界中で、そして各モデルに設定し発売していますが、コンセプトカーだと「可視光線の99%以上を吸収してしまう」というバンタブラックにペイントされたX6も公開しており、自動車メーカーの中では”もっともブラックに関心を持っている”のかもしれませんね。
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