| 近い将来、ガソリン車をEV化するビジネスが一般化しそうだ |
ただしまだまだコストが高いのが難点ではある
さて、ポルシェ911をフル電動化したことで一気にその名を知られることとなったエヴァラッティ(Evaratti)社ですが、今回はなんとフォードGT40をフルエレクトリック化することに。
現在プロジェクトは進行中であり詳細はまだ公表されていないものの、開発はすでに進行中であり、プロトタイプのシャシーが製作され、電動パワートレインを搭載するために調整が行われている、とのこと。
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エヴァラッティはすでにいくつかものクルマをEV化
なお、このエヴァラッティはポルシェ911を電動化したほか、ランドローバー、メルセデスSL向けのエレクトリックパワーユニットを提供する計画を明らかにしていますが、エヴァラッティは単にパワートレーンを入れ替えるだけではなくパフォーマンスを向上させていることにも注目が必要です。
結果だけを見ると、むしろパフォーマンスを向上させるためにエレクトリック化しているとも捉えることができますが、ポルシェ911の場合はフル電動化によって重心を低く設定し、ガソリンエンジン版の911におけるネガであった「リアヘビー」も解消されており、さらにボディパネルにはカーボンファイバーが使用されることで大幅に軽量化されています。
ただしそのコストは安くなく、持ち込みのクルマのほかに3900万円ほどのお金が必要になるとのことですが、今後はこういったカスタムが増えてくるのかもしれませんね。
なお、既存車両をEV化する会社としてはアーノルド・シュワルツネッガーの出資する「クリーゼル・エレクトリック」があり、こちらはメルセデス・ベンツGクラスやハマーといったヘビーなSUVをエレクトリック化。
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さらにはジャガーも自社が生産した過去の車両を「EVへとコンバートする」ビジネスをスタートさせており、今後は自動車メーカー自らがEVへの換装を(世間に対するアピールとして)始める日が来るかもしれない、とも考えています。※EV化につき、モジュール化せねば”ワンオフ”での作業となり、いつまでたってもコストが下がらず、その意味ではむしろ自動車メーカー主導で行うべきビジネスなのかもしれない
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