| 2ドアはこのご時世を考えるとまず「ない」と考えて良さそうだ |
おそらくは中国対策としてクーペ風セダンの4ドアもしくは5ドアになるものと思われる
さて、先日電撃発表された新型インテグラの復活。
これは各方面に相当な衝撃を与えたようで、とくにアキュラの主戦場である北米においては相当な「予想合戦」が繰り広げられている模様。
そして今回、レビュー系ユーチューバーが新型インテグラについていくつかの予測を行っていますが、まずこちらの画像は別のインスタグラマーが作成した「新型インテグラ・タイプR」の予想レンダリング。
ユーチューバー氏はこういったCG、各方面から収集した情報に基づき、クーペなのかセダンなのか、価格はどれくらいになるのか、搭載されるエンジンはどうなるのか、そもそもタイプRはあるのかどうかについて予測を立たています。
新型インテグラ・タイプRは「ない」
まずは新型インテグラ・タイプRについてですが、ユーチューバー氏は「無い」とバッサリ。
これについては、以前にホンダの上層部が「タイプRの名にふさわしいのは、現ラインアップではシビックのみ」「アキュラのロードマップにタイプRはなく、タイプSが上位モデル」だと述べたことを理由として掲げています。
実際のところ、5ドアハッチバックのシビック・タイプRが存在する今ではインテグラ・タイプRを投入する意味は薄く、インテグラ・タイプSの投入はあると考えられる一方、コストやカニバリズムの面から見ても(残念ながら)インテグラ・タイプRの投入は無いと考えるのが妥当かと思います。
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新型インテグラの価格は300万円くらいから
そして価格については300万円くらいからと推測。
この予測は「インテグラがアキュラのエントリーモデルであるILXをベースとしたクルマ」という予測に基づいており、ILXの26500ドルに対して27000ドルという予測を立てています。
加えてベーシックモデルのパワートレーンは(新型シビックと同じ)1.5リッターターボを搭載し、FFレイアウトに8速DCTもしくは10速ATを組み合わせるのではと考えているようですね。
そしてインテグラ・タイプSについてはeSH-AWDを採用した4WDとなり、合計出力256PS、そして価格は35000ドルくらいという予測。
それ以上の排気量を持つ高性能エンジンを積むとなるとシビック・タイプRと競合する可能性があるため、これについては「無さそう」という見方を示しています。
ボディ形状は「4ドアクーペ」?
そして最後はボディ形状。
今回作成されたレンダリングは「2ドア」ですが、ユーチューバー氏は「2ドアクーペの市場はいまや小さすぎて利益を確保できない」という理由にて、(インテグラ復活発表時にはクーペっぽいシルエットが示唆されたものの)2ドアはないだろうとコメント(これには賛同する)。
ただし4ドアセダンとして投入するとILXやTLXと共同するため、「クーペ風」シルエットを持つことになるだろうと予測しており、よって新型インテグラは4ドアクーペもしくは5ドアクーペとなるのかもしれません。
現在アキュラが販売されるのはアメリカ、カナダ、メキシコ、中国ですが、このうち中国では「クーペ風セダン」の人気が非常に高いと言われ、よってクーペ風セダンを現在持たないアキュラとしては、中国対策としてこれを導入するのが理にかなっていると考えるのが自然です。