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え?これがランボルギーニ・ウラカン?ミウラ風のまつ毛を装着したワンオフボディでCd値は0.39から0.279へ、ツインターボ1900馬力化により時速482キロを達成

2021/09/05

え?これがランボルギーニ・ウラカン?ミウラ風のまつ毛を装着したワンオフボディでCd値は0.39から0.279へ、ツインターボ1900馬力化により時速482キロを達成

| 正直、このランボルギーニ・ウラカン「7Xデザイン Rayoにはとんでもないお金がかかっていると思われる |

近年、富裕層向けの「ワンオフ」「超少量限定モデル」ビジネスの勢いは留まるところを知らないようだ

さて、ここ数年、コーチビルディングビジネスが活発化し、超限定エキゾチックカーが頻繁に登場しています。

それだけ「既存のクルマに満足しない」富裕層が増えたのだと思われますが、今回「7X Design」なるコーチビルダーがランボルギーニ・ウラカンを大きくカスタムした車両を公開。

これは「Rayo」と呼ばれ、製造そのものはコベントリーに拠点を置くエンヴィサージュグループによって行われ、イギリスのハンプトン・コートで開催されたコンクール・でレガンスにて初公開されています。

デザインモチーフはミウラ?

そしてこのRayoでパっと目につくのはランボルギーニ・ミウラ風のアイラッシュ(まつ毛)。

Envisage-7X-Design-Rayo-Hypercar-5

当然ながらこれはランボルギーニ・ミウラをモチーフにしているのだと思われますが、ウラカンとミウラは当初より多くの共通性を持ち、たとえばサイドステップのエアインテーク、そしてエンジンフードの「ルーバー」は(ウラカンのデザインにおいて)ミウラをモチーフにしたとされる部分です。

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ちなみにこの「まつ毛」は製造に手間がかかるため、フェルッチオ・ランボルギーニの命によってのちに「省略される」ことに。

ランボルギーニ・ミウラ

ランボルギーニ・ミウラSV
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7Xデザイン Rayoはこんな仕様を持っている

そこで今回の7Xデザイン Rayoに話を戻すと、このボディパネルはすべて新設計され、使用される素材はカーボンファイバー。

見たところボディパネルではドアとAピラー、そしてルーフ以外はすべて新設計されているようで、特にフロントは相当に延長されているようですね。

Envisage-7X-Design-Rayo-Hypercar-11

ホイールはHRE製でゴールド仕上げ。

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テールランプはバンパーにインテグレートされ、やはりゴールド仕上げです。

Envisage-7X-Design-Rayo-Hypercar-10

ところどころにはマーブル調のテクスチャを持つ鍛造カーボンが顔を出します。

Envisage-7X-Design-Rayo-Hypercar-9

そして面白いのはこのリアセクション。

もともとウラカンが持つ直線的なラインから一変して優雅な曲線を描いていますが、ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュートのようなフィンが屹立しています。

なお、ジェスコ・アブソリュートのフィンは「F-15戦闘機にインスパイアされた」と公表されていますね。

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ケーニグセグ・ジェスコ
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7X デザインでは、このRayoについて、なめらかなボディ表面を採用することで、ウラカンのCd値0.39を上回る0.279を実現したと述べていますが、これが事実だとするとかなり空力的に優れたクルマだということになりそう。

エンジンフードは「全閉」に近く、リアディフューザーはかなり大きなサイズを持っていることもわかります。

インテリアについては公開されておらず、ただしウラカンと多くを共有すると報じられ、しかし部分的にはボディカラーと同じ「スポーツオレンジ」にペイントされているようですね(シートは変更されているようだ)。

Envisage-7X-Design-Rayo-Hypercar-4

ただ、この7Xデザイン Rayo最大の特徴はその外観だけではなく「エンジン」にあり、というのも、もともと610馬力を発生する5.2リッターV10にツインターボを追加して出力を1,900馬力にまで向上させているため。

加えて最高速は時速300マイル(482.8キロ)を超えると主張しています。

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今回7Xデザインは、このRayoの価格を発表しておらず、おそらくは「一般に販売される」クルマではなく「誰かによって注文され、ワンオフで制作された」クルマだと言われ、となるとツインターボの架装費用、カーボン製のボディワークその他の開発費用を「一人で」負担したということになり、そうとうな資金力を持つ人物がオーダーしたということになりそうですね。

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参照:CARSCOOPS

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