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日本での「ラーダ・ニーヴァ」の価格はロシアの2倍!ロシアのカーメディアでは「日本人は普及車のニーヴァを高級車なみの価格で購入しているのか・・・」と話題に

2021/10/08

日本での「ラーダ・ニーヴァ」の価格はロシアの2倍!ロシアのカーメディアでは「日本人は普及車のニーヴァを高級車なみの価格で購入しているのか・・・」と話題に

| ロシアでのニーヴァ・トラベルの価格は150万円、日本だと乗り出し300万円 |

ただし正規輸入されていないクルマを輸入・販売すればどうしてもくれくらいの価格になってしまう

さて、ロシアで大人気のラーダ・ニーヴァ。

ロシアでは44年間モデルチェンジしていない「ニーヴァ(現在名称は4X4へと変更されている)」のほか、より現代的な「ニーヴァ・トラベル」といったモデルも販売されています。

ちなみにこのニーヴァ・トラベルは「シボレー・ニーヴァ」としても知られるアフトヴァース2123のフェイスリフト版だそうですが、1998年にデビューした後、2021年に大幅にマイナーチェンジされており、現在の「モダンな」外観へと生まれ変わっているようですね。

ニーヴァ・トラベルはこんなクルマ

なお、「シボレー・ニーヴァ」として登場しただけに、シボレーの車体をベースとしている可能性もあり、しかしその詳細については調べても出てこず詳細は不明です(ニーヴァを製造するアフトヴァースは現在、ルノー傘下)。

ニーヴァ・トラベルは、ニーヴァ(4X4)のような道具っぽさはないものの、高い最低地上高、ボディワーク全体に施されたプラスチック製のクラッディングのおかげで、頑丈なSUVだとしてロシアでも高い人気を誇るといい、搭載されるエンジンは1.7リッター自然吸気4気筒(80馬力)、5速マニュアル・トランスミッションにトランスファー、機械式デフロックといった実用的な装備を誇ります。

Lada-Niva-Travel (2)

ボディサイズは全長4,099ミリ、全幅1,804ミリ、全高1,690ミリとかなりコンパクトで、トヨタC-HRあたりがサイズ的に近いのかも。

参考までにロシアだと、このニーヴァ・トラベルのベースモデルは820,900ルーブル(日本円で約126万円)、トップレンジのニーヴァ・トラベル・リュクス(ラックス)・オフロードでも982,000ルーブル(150万円)というリーズナブルな価格に設定されているようですね(これが人気の理由なのかもしれない)。

Lada-Niva-Travel (3)

ただしその価格は日本だと「およそ倍」

そして今回、ロシアのカーメディアで話題になっているのが、このラーダ・ニーヴァ・トラベルの日本での販売価格。

日本だとル・パルナス社がこのニーヴァ・トラベルを輸入していますが、日本人の好みに合わせてエアコン、マルチメディアシステム、ウォッシャー付きリアビューカメラ、パワーウィンドウ、シートヒーター、フロントガラスヒーター、ヘビーデューティータイヤ付き16インチアルミホイール、シュノーケルなどが標準装備されているそうですが、乗り出し価格が298万円〜に設定されており、つまりは「本国の倍」。

Lada-Niva-Travel (4)

この(ロシア人から見て)異常な価格設定が「日本人は倍の価格でニーヴァ・トラベルを買っているのか・・・」という驚きムードを醸成していることになり、しかしこの価格設定は「販売台数の少なさ」、しかしその割にかかる手間の大きさ、整備やパーツのストックなどを考えると「いたしかたない」とも考えています。

実際のところ、日本車であっても、正規に輸入されていなければ、諸外国では「日本の倍」で売られているケースも珍しくはなく、これは「仕方がない」と考えるよりほかはないのかも。

参考までに、欧州車の日本国内価格は本国とほぼ変わらないレベルにまで下がっていますが、アメ車の内外価格差はいまだ非常に大きく、新型コルベットについても、本国の80%増しくらいの価格設定を見て、アメリカ人的には「マジか・・・」となっているようですね。

Lada-Niva-Travel (5)

ちなみにル・パルナスではロシアのハバロフスク地方からラーダの新車を購入し、フェリーで日本に輸送しているそうですが、ラーダ・ニーヴァ・トラベルのほか、ラーダ・ヴェスタ・スポーツというセダン(3,780,000円)、さらにはラーダ・ラルグス・クロスやロシアのクルマも購入が可能とのこと。

Lada-Niva-Travel (6)

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参照:Le Parnass, Daliy Motor

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