| これまでの経緯を見るに、ヘネシー・パフォーマンスはブガッティ・シロン・スーパースポーツの「490km/h」を打ち負かすべくチャレンジを行うことになりそうだ |
実績のあるヘネシーだけに、その結果には期待できる
さて、ヘネシー・パフォーマンスが自社製ハイパーカー「F5」の納車を開始した、と発表。※画像はピーターセン自動車博物館に展示されるローザンヌシルバーの個体で、納車第一号とは別の車両
この「顧客納車第一号」のヴェノムF5のボディカラーはモハベ・ゴールドにペイントされており、その様子については自社のインスタグラムやツイッターにて公開済みとなっています。
The first Hennessey Venom F5 has been delivered to its owner! Please follow us on Twitter for several important announcements coming soon! Twitter: @hennesseyperf #hennessey #venomf5 #poweredbypennzoil #homesweethome pic.twitter.com/MjX92zYJgY
— HennesseyPerformance (@HennesseyPerf) November 22, 2021
ヘネシー・ヴェノムF5はこんなクルマ
このヴェノムF5について、かつて自社にて製作した「ヴェノムGTスパイダー」にて、世界最速オープンカーのポジションを獲得したこともあるヘネシー・パフォーマンスが開発・製造する最新モデル。
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搭載されるのは6.6リッターV8ツインターボで、これは鋳鉄エンジンブロック、アルミ製シリンダーヘッド、ドライサンプ機構を持ち、ヘネシー・パフォーマンスのエンジニアにより”手作業にて”にて一基づつ組み上げられる、と紹介されています。
その出力はなんと1817PS/1842PSにも達しますが、これはガソリンエンジンとしては「量産車史上、もっともパワフル」な数値となるようですね。
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なお、2018年の発表後、2020年の発売を目指していたと伝えられているものの、諸事情によって生産が遅れており、しかしその間に最高速は483km/hから512km/hへと引き上げられ、ヘネシー・パフォーマンスはその開発期間を有意義に使用したと考えて良さそう。
このパワーは7速セミオートマチック(シングルクラッチ)トランスミッションによって後輪のみに伝えられ(1輪あたり900馬力以上・・・)、0-100km/h加速は3秒以下、そして200km/hまでを5秒以下で加速すると言われます。
ボディパネルはすべてカーボンファイバーにて製作され、パネルのみの重量はわずか86kg、そして車体重量は1360kgに収められており、パワーウエイトレシオは「ロードカーでは最も優れる0.74」なのだそう。
限定生産台数は24台に制限されていますが、すべて完売している、とも伝えられています。※価格は1台あたり2億8000万円程度だと言われる
すでに別の「顧客スペック」も
なお、ヘネシー・パフォーマンスは「ブルー・アリオネ」というボディカラーを持つ別の「顧客スペック」の個体も公開済み。
ただしこちらはCGにとどまっており、しかし近いうちに実車が生産され、納車が行われることになるのでしょうね。
なお、このヘネシー・ヴェノムF5は現移転でアメリカ政府の認証を受けておらず、よって通常の乗用車としての登録ができないために、「ショー・アンド・ディスプレイ」区分にて登録を行うことになる、とも。
なお、この「ショー・アンド・ディスプレイ」は非常に便利な制度であり、公道走行可能な要件を満たしていなくとも、文字通り「ショー・アンド・ディスプレイ」のために登録し、一応(輸送のためという名目なのか)公道を走行できるというもので、しかし年間2500マイルしか走行できないという制限が付与されるようです(ただしこういったクルマを年間2500マイル以上走らせる人はそうそういないんじゃないかと思う。加えて、それ以上走るとクラッチディスクがすぐにオシャカになりそう)。
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