| 多くの人は将来的な値上がりを考え「保存」しようと考えていると思われるが、運転したいという魅力には抗えないはずだ |
これほど確実な「投資」物件もほかにないだろう
さて、マクラーレンF1の設計者、ゴードン・マレーは自身の自動車メーカー、GMA(ゴードン・マレー・オートモーティブ)からニューモデル”T.33”をつい一週間ほど前に発表したばかりですが、137万ポンド(日本円で2億1200万円くらい)という高額さにもかかわらず、限定台数の100台が売り切れてしまったとのこと。
これによってGMAは200億円以上の収入を確保できたということになりますが、先に発売したT.50とあわせると「相当な」売上になる、ということになりますね。
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【動画】マクラーレンF1設計者、ゴードン・マレーが送り出す市販車第二弾「GMA T.33」正式発表!3.9リッターV12搭載、車体重量はわずか1100kg。芸術作品のような内外装を持ちお値段2.1億
| この価格でも「なんとしても欲しい」と思わせる魅力がこのクルマには備わっている | 当然ながら限定台数の100台はあっというまに消化されるだろう マクラーレンF1の設計者であるゴードン・マレーが「自 ...
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ゴードン・マレーにとってもおそらくは予想外
なお、この「早期完売」はゴードン・マレーにとっても予想外だったようで、今回「我々GMAはワールドプレミアからわずか一週間後に、100台すべてがその新しい”家”を見つけることができたことに驚くとともに、GMAへと新しいファミリーを迎えるのを楽しみにしています。同時に、私は、この素晴らしいスーパーカーを世に送り出すため、当社の基本理念を絶え間なく追求してきた私達のチームを誇りに思います」とコメント。
このGMA T.33はT.50に比較すると「パフォーマンス、快適性、日常性を究極の形でバランスさせた」スーパーカーで(そのためT50とは異なりセンターシートレイアウトではない)、搭載されるエンジンはコスワース製の3.9リッターV12、許容回転数は11,000RPM、そしてエンジン単体での重量はわずか178kg。
出力は607ps(452kW / 615PS)と333lb-ft(451Nm)のトルクを発生し、トランスミッションは6速マニュアル。
なお、車体重量はわずか1,090kgにとどまりますが、現段階でT.33の加速性能や最高速は公表されておらず、追って発表されることになりそうです。
このT.33は非常に高価なクルマだといえますが、その中身を考慮すると割安とも考えてよく、さらに「自然吸気エンジン搭載、マニュアル・トランスミッション採用、後輪駆動、超軽量」というピュアさ、そしてなによりマクラーレンF1の相場が「近代のクルマではもっとも高い金額」で取引されていることを鑑みるに、このT.33も非常に高い価値を今後にわたり発揮することになりそう。
実際のところ、多くの購入者が「後々の価値の上昇」を考えての購入だと思いますが、実際に納車されると「どうしても運転したい衝動」に駆られるのは間違いなく、保存するよりも自身でドライブすることになるのかもしれません。
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