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フェラーリ296GTB購入までの道のり(3)。ボディカラーは「アッズーロ・ディーノ(329万9717円)」で決まりだな。ブレーキはイエロー、ただし好みのホイールがない

2022/03/03

フェラーリ296GTB購入までの道のり(4)。ボディカラーは「アッズーロ・ディーノ(329万9717円)」で決まりだな。ブレーキはイエロー、ただし好みのホイールがない

| 「レッド」は選びたくないが、フェラーリと無関係の色も選びたくない |

少々(?)値は張るが、ここは思い切った選択を行いたい

さて、現在購入検討中のフェラーリ296GTB。

今回はその内外装の仕様について検討している状況をお伝えしたいと思います。

まずはボディカラーですが、フェラーリと言えばやはり「レッド」。※現在、新車にて納車されるフェラーリの45%くらいがレッドらしい

ただしぼくは天の邪鬼なので「フェラーリを購入するにしても、レッドだけは選ぶまい」と常々考えていたわけですね。

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それでもフェラーリの歴史は重視したい

さらに言えば、レッドと並ぶ人気カラーの「ホワイト」も避けたいと考えていて(ミーティングにて、自分同じカラーの、自分と同じクルマと遭遇する可能性が高い)、そこでまず考えたのが「イエロー」。

ちなみにフェラーリのカンパニーカラーは(エンブレムを見ても分かる通り)もともとイエローだといい、これはイエローが(フェラーリの本社所在地である)モデナ市のカラーだから。

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ただ、国際規格のレースでは(かつて)イタリアのナショナルカラーが「レッド」と定められていたことから、そしてフェラーリがモータースポーツでの存在感を高めたことから(さらに、フェラーリが当時、レーシングカーをロードカーにコンバートして販売していたことから)フェラーリ=レッドという図式が成り立つことになったのだと考えられています。

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なお、ぼくは「(フェラーリに)レッドを選びたくない」とは考えているものの、フェラーリとは無関係のカラーも選びたくないと考えていて、できれば「フェラーリとは縁があり、しかしあまり他人が選ばないボディカラー」、しかもぼくの好みにマッチするカラーを選びたいと考え、そこで色々と調べたり、そしてオートカヴァリーノさんに相談して「これだ」と決めたのが「Azzurro Dino(アッズーロ・ディーノ)。

これはオンラインカーコンフィギュレーターでは表示されず、フェラーリ正規ディーラー備え付けの専用コンフィギュレーター上のみで表示されるカラーで、その名通り「ディーノ」に設定されていたボディカラーです。

フェラーリでは「ヒストリカルカラー」扱いとなっていて、その価格はなんと329万9717円というクルマ一台分の価格設定となっていますが、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDにて選択した「ブルー・ルマン」にて、すっかり発色の良いブルーのトリコになったしまった今のぼくにとっては最適な選択かもしれません。

なお、「ディーノ」とは、フェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリの若くして亡くなった息子の愛称(本名はアルフレッド)でもあり、そのアルフレッドが開発を進めていたV6エンジンを搭載したクルマに「ディーノ」と名付けたというストーリーはあまりに有名です。

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ちなみにエンツォ・フェラーリは「男が女に愛をささやくときは”欲望”を意味する。真の愛というのは、父が息子に対するものを除いてほかにない」とも語っていますが、こういった背景を考慮するに、「アッズーロ・ディーノ」もまたフェラーリをよく表現するカラーの一つと言えるかもしれません(ロッソがフェラーリの公的な歴史を表現するのであれば、アッズーロ・ディーノはエンツォ・フェラーリの私的な部分を表すカラーのひとつなのかも。ただしこのカラーをディーノに設定した理由はわからない)。

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参考までに、「ディーノ」は「V12エンジン搭載車以外はフェラーリとは言わん」と言っていたエンツォ・フェラーリの意に反するクルマとなっていますが、それまで「モータースポーツに費用を投じすぎたため」資金繰りが悪化し、倒産一歩手前まで傾いていたフェラーリを救ったクルマであるのも間違いない事実。

そして、今日の「ミドシップ」に繋がる系譜の始祖とも考えることができ(ディーノはフェラーリとしては初の市販ミドシップ)、さらには「V6エンジン搭載」という共通点もあって、ディーノと296GTBとは比較的近い関係にあるのでは、とも考えています(さらに、296GTBもハイブリッドシステムを搭載した量産フェラーリという意味では、ディーノと同じくひとつの歴史を築くもでるとなるかもしれない。SF90系は別格として)。

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ただ、フェラーリは、296GTBについて、「296GTBは、かつてのディーノとは意味合いが異なるクルマ」とも述べていて、それはおそらく「ディーノのように、廉価版として企画されたクルマではない」という意味なのでしょうね。

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そのほか、フェラーリ296GTBにはこんなオプションを選びたい

とにかくボディカラーについては「アッズーロ・ディーノ」にて決まりだと考えていますが、エクステリアにおいて考慮しなくてはならないのが「ブレーキキャリパー」そして「ホイール」。

まずブレーキキャリパーについてはモデナ市のカラーであるイエロー一択(フェラーリのエンブレムとも愛称もいい)。※ほかにはシルバー、ブラック、ネイビー、レッドを標準オプションの範囲内で選べる

ちなみに「明るいブルーとイエロー」という組み合わせはイケアを連想させますが、実際に発注し納車されたならば、「イケアカラーのフェラーリに乗ってイケアに行ってみた」という動画を公開したいと思います。

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そしてホイールについては、ぼくの好きな「ブラック」を選べず、シルバーもしくはグレー、そしてダイヤモンドフィニッシュがラインアップとして展開されているのみ(ほかモデルでは、マットブラックを選択できるものもある)。

ちなみにホイールのデザインというか形状そのものは2種類で、標準ホイールに加えて「鍛造」を選択でき、これを選ぶとチタンホイールボルトを装着することが可能となり、よって(チタンボルトを装着したいので)鍛造ホイール、かつ最も暗い色調の「マット・グリジオ・コルサ」を選択していますが(73万9200円)、最終的に注文するとなると、その際に「製造時に、マットかグロスブラックにペイントできないか」ということを本社に問い合わせてもらおうと思います(できるとは思うが、コストがそれに見合うかどうかという判断になる)。

ちなみにフェラーリの場合、ホイールについては「5本スポーク、もしくはダブル仕様の5本スポーク」が(おそらくはデザイン戦略上)ほとんどを占め、ホイールのデザイン的自由度や選択肢が高くはなく、これはちょっと困ったとことではありますね。

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そのほか外装や機能に関わるものとして、「アセットコルサ」パッケージの装着は見送り(フロントリフターを装着できない)、そしてカーボンパーツも一切非装着(そのぶんのコストはボディカラーに回すため。カーボンパーツは後付もできる)。

「チタンテールパイプ」にも惹かれますが、予算の都合上、そして「これも後付けできるだろう」と考えて見送っています。

フェラーリ296GTBは早速装備が変更されて価格改定、新オプションも

ちなみにフェラーリ296GTBは日本だと昨年6月に発表されていますが、その際の価格は3678万円。

ただし今回価格改定があり(アップル・カープレイが標準装備化されて)3710万円へと価格が上昇しています(他には機能上の変更はなく、アップル・カープレイに40万円を払うことになる・・・)。

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そしてオプションもいくつか追加され、ひとつは2022年のF1マシン、F1-75と同じマット仕上げのレッドが選べるようになり、さらにはアセット・フィオラノパッケージを装着しなくともストライプを選べるように。

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このストライプは相当に種類が多く、シングル、ダブル、バイカラー、イタリアントリコローレ等がラインアップされ、それぞれこと細かくストライプの幅や間隔が指定されています。

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今回ですべてを決めることはできませんが、「ひとまず」大枠を決め、そこから(懐事情に応じて)オプションを削ってゆくという方法を採用しようと考えており、内装や快適装備等については次回以降にて紹介したいと思います。

フェラーリ296GTBを見てきた際の動画はこちら

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