| テスラはその場で後日のタイヤ交換を提案。ボクだったら、あとで新品のタイヤが手に入ってラッキーくらいに思うかも |
テスラの品質はなにかと問題になることが多いようだが
さて、何かとその品質について議論がなされるテスラですが、今回は「納車されたテスラ・モデルXプラッドの前後タイヤが異なる銘柄だった」という話題。
これはツイッターにてイーサン・ジョセフさんなる人物が投稿したもので、2021年8月に注文し、つい先日納車されることになったモデルXプラッドを見にゆくと、前後のタイヤの銘柄が異なっていて、フロントには255/45R20サイズのミシュラン・ラティチュード・スポーツ3サマータイヤ、リアには275/45R20サイズのコンチネンタル・クロスコンタクトLXスポーツツーリングオールシーズンタイヤが装着されてるのを発見することに。
方や「サマータイヤ」、方や「オールシーズンタイヤ」ということでグリップも異なり、(ハイパフォーマンスバージョンである”プラッド”でこの仕様は危ないと判断し)イーサン・ジョセフさんはここで納車を「拒否」したといいます。
テスラいわく「在庫がなかった」
なお、テスラの言い分としては「タイヤの在庫がなかった」ために前後で異なる銘柄になったといい、後日「前後お揃いの」銘柄に入れ替えることを提案したそうですが、イーサン・ジョセフさんはそれでも納車を拒否し、さらにクルマを見てみると、外装パネルには「ずれ」があったり、内装も汚れていたために「断固」納車を拒否して自宅に戻ったのだそう。
しかしながらその数日後にテスラから電話があり、そこで提案されたのが「別のモデルXを納車する」という解決策で、キャンセルが出たぶんの生産枠にイーサン・ジョセフさんの新しいモデルXを滑り込ませて生産を行うというもの。
イーサン・ジョセフさんはこの提案を受け入れ、新たなるモデルXの納車は2022年7月に伸びるそうですが、なんとか一件落着、ということになりそうです。
Is it normal for the Plaid X to have two different brands of tires at delivery? Front set are Michelins. Back set are Continentals. @elonmusk @tesla pic.twitter.com/XBSkrEwPiQ
— Ethan Joseph 🍀 (@EZebroni) March 3, 2022
多くの人はイーサン・ジョセフさんを支持したが
なお、ネット上では多くの人がイーサン・ジョセフさんを支持していますが、一部では「納車拒否は行き過ぎであり、最初の代替案を呑むべきだったのでは」という声もあり、しかし正直「当事者でないとナントモ」な問題ではありますね。
ちなみに欧州車であっても「注文したのと違う」仕様で届くこと、製造ミスは皆無ではなく、ぼくの場合だと2005年に納車された997世代の911カレラでそれは起こり、まずひとつは「マットの色が異なっていた」。
サンドベージュで注文したマットが何故か「ブラック」だったのですが、納車前にポルシェセンター北大阪さんより「マットの色が違う状態で本国から届いたんですが・・・」と連絡を受け、その際は「後日、本来のカラーのマットに交換する」という対応を取ってもらっています。
そしてもうひとつ、そのカレラにて、ちょっと走ったあとで「リヤタイヤの向きが逆」に取り付けられていることが発覚し(ハイパフォーマンスカーのタイヤは回転方向指定がある場合がほとんど。納車の際には気づかず、はじめての洗車の際に気づいた)、これもポルシェセンター北大阪さんに連絡したところ、すぐに入れ替えてもらっています。
いずれの場合も「まあこういったこともあるだろうな」くらいに考えていて、ぼくとしては全く深刻に捉えていなかったものの、リヤタイヤの件については、当時の所長さんが秒の速さで飛んできてくれたことを思い出します(平謝りだったが、ぼくは全然気にしていない)。
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